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【ノッティングヒルの恋人(ネタバレ)】アナが恋に落ちた理由を考察!ウィリアムと他の男の違いは?花嫁の絵を贈った意味に迫る

出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07B187DRK/?tag=cinema-notes-22

洋の東西を問わず、芸能人など同業の人たちからの支持も高い「ノッティングヒルの恋人」。1990年代を代表するイギリス製のロマコメです。

ハリウッド女優と、さえない書店店主の夢のようなラブストーリーは、名作「ローマの休日」へのオマージュを感じさせます。

素敵な脚本を書いたリチャード・カーティスは「ラブ・アクチュアリー」の監督(脚本も)としても知られるロマコメの名手

そして何と言ってもジュリア・ロバーツヒュー・グラント自然体な演技が観客を引き付けずにはおきません。

ここでは女優アナはなぜ、ごく普通の男性と恋に落ちたのか、その理由を考えてみましょう。

そして、普通の男ウィリアムは他の男性とどこが違ったのでしょうか?

さらに、アナがシャガールの「花嫁」の画を彼に贈った理由にも迫っていきます。

ウィリアムに出会う前のアナ

このラブストーリーは、一般人が想像できないハリウッド女優という高嶺の存在と、普通の男性の取り合わせのギャップが全て。

ロンドン西部に位置するノッティングヒルという街は富裕層も平均的市民も住む街で旅行者も訪れるところです。

そうした必然性の高い場所を舞台として出会う二人。まずはハリウッド大女優のアナ・スコットの背景から探っていきましょう。

アナが置かれた状況を考えてみる

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アナはハリウッドの女優。華やかなスターの生活ですが、その裏では人にはいえない様々な悩みを抱えています。

パパラッチや芸能記者だけではなく、一般市民からも常に見られているプライバシーのない生活

一方、ライバルとの争いや「損」や「得」を計算しなくてはならない契約問題など仕事上の悩みもあるでしょう。

私たちがテレビや映画でみるような華やかさからは分からない窮屈さ、厳しさを日々感じているのです。

アナがブラウニーを賭けたゲームで語ったこと

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そうしたアナの悩みをさり気なく表現したのが、ウィリアムが「デート」として招いた妹の誕生日パーティーの出来事でした。

このシークエンスはアナとウィリアムのプライベートな部分が初めて交差するところです。

最後に残ったデザートのブラウニーを賭けて「一番不幸な人生を歩んだ人」を決めようという遊び。

アナは本心からの悩みや不幸に思っていることを披露していきます。

しかし、ウィリアムの家族や友人は、自分たちとは住む世界の違う財産も名誉もあるスターにとっては小さい悩み、と笑い飛ばすばかりです。

アナは自分の裸の部分を晒しているのですが、その時点でウィリアムはそのことに気がついていません。

このあたりから映画を観ている人は、二人の想いのズレに気がつくはずです。アナの恋心の速度の方が早いと。

ハリウッドの大スターが、いち市民の誕生会にいる、という状況をウィリアムもどう理解していいのか戸惑っていると見て取れます。

アナがウィリアムと恋に落ちた理由

有名税といってしまえばそれまでですが、アナにとっては深刻な悩みの数々。そこに現れたちょっとヘタレ?風の男ウィリアム。

彼の考え、彼の行動、彼の存在こそ、今のアナにとってとても必要なものだったのです。

こうした男を演じさせるとヒュー・グラントはハマります。

アナの心に空いた穴を埋めたウィリアム

ブロマイド写真★『モーリス』ヒュー・グラント/セーターにジャケット

ここまで書いてきたように、アナの心は潰されそうに苦しく、心のやすらぎを求めてロンドンに来たものと思われます。

ふらっと入った旅行専門書店にいた一人の男性。アナは万引き犯に接する彼の態度や損得抜きの本のすすめ方に好感を持ちます。

ただジュースの一件がなければそれで終わりだったかもしれません。

自分がぶちまけてしまった事を済まなく思ったウィリアムに自分の部屋に来て乾かさないか、と言われても普通大女優は行かないでしょう。