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【風の谷のナウシカ】は、となりのトトロや千と千尋の神隠しなどでも知られる宮崎駿監督本人による1982年2月から「アニメージュ」に掲載された原作漫画をもとに製作され、1984年に公開された映画です。
【風の谷のナウシカ】は映画のみならず原作の漫画も翻訳されて世界中で楽しまれています。
もしかすると「映画の【風の谷のナウシカ】しか知らない」という人もいることでしょう。
そんな人のために今回は、王蟲や巨神兵の謎に加えて原作の漫画と映画の内容の違いにも迫ってご紹介します。
【風の谷のナウシカ】のストーリーを再確認しておこう!
【風の谷のナウシカ】は主人公の少女ナウシカが戦争によって科学文明が崩壊した世界の中で、生きるために人と自然の共存を探り求めるSF・ファンタジーです。
作品中には、魅力的なストーリーだけでなく昆虫を想わせる巨大な蟲や兵器などインパクトの強いキャラクターがさまざま描かれています。
物語の舞台
【風の谷のナウシカ】は「火の7日間」とよばれる最終戦争から1000年後の汚染が満ちた世界を舞台にストーリーが展開されています。
汚染された大地には「腐海」とよばれる異形化した巨大な菌類の森が広がり、巨大な昆虫を想わせる「蟲」たちがその森を守るように生息している世界です。
混沌に満ちた世界
さらに「腐海」の植物たちが放出する「瘴気」は人間にとって猛毒であるとされ、人々は「瘴気」と「蟲」におびえながら混沌に満ちた世界を生きる姿が描かれています。
そして作品中には「戦争」も描写され、戦争の恐ろしさのみならず「人間の憎しみ」から生まれる負の連鎖の恐ろしさも生々しく表現されているのです。
現代の社会問題との共通点も
【風の谷のナウシカ】の舞台や背景は、現代社会の問題とも重なる部分も多く描写されています。
例えば、本作品中で描かれる汚染は自然環境の破壊かつ核問題などにもつながるものと捉えることもできるしょう。
本作品の真意にじっくりと迫ることができるので、ぜひみなさんも現代社会と比較しながら鑑賞してみてください!
王蟲(オーム)と巨神兵の謎
【風の谷のナウシカ】の作品中には個性豊かな登場人物に加えて奇妙で謎に満ちたインパクトの強いキャラクターも登場しています。
こちらでは、その中から王蟲(オーム)と巨神兵をピックアップしてその謎についてご紹介していきましょう。
王蟲(オーム)
王蟲(オーム)は、【風の谷のナウシカ】の作品中ではキャラクター同様に大きな存在感をもつ謎めいた存在です。
こちらでは、その王蟲(オーム)について詳しく迫っていきましょう!
王蟲(オーム)の設定
「腐海」に生息する最大の「蟲」として描かれています。
卵から孵化した幼生は数十cmとされ、脱皮を繰り返しながら成虫は80mにも達するという設定です。