出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00GJD6H22/?tag=cinema-notes-22
『幸せのレシピ』は2007年公開のロマンス映画です。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズの美しくもキュートな等身大の女性が話題になりました。
そんな本作の気になる謎を徹底解明していきましょう。
なぜ母親の墓にクジャクの羽を置いたのか……、ケイトのドアに割りばしがくっついていた理由は一体なんだったのでしょう。
更に『幸せのレシピ』のメインテーマでもある人生の料理本にも焦点を当てていきたいと思います。
母親の墓にクジャクの羽を捧げた理由
劇中ではまるで何かを決意するかのように、クジャクの羽を母親の墓に捧げていました。
なぜゾーイは母親の墓にクジャクの羽を捧げたのでしょう。
母親の死を受け入れたから
クジャクの羽は、ゾーイと母親がケイトの元へ向かう車のシーンで登場しています。
まさに事故直前までゾーイが遊んでいたのです。
ゾーイにとって事故は突然のものであり、ずっと母親が死んでしまったことを受け入れられなかったのかもしれません。
クジャクの羽に母親の生前の姿や共に過ごした楽しい時間を重ねていたのでしょう。
手元に大切にとって置いたクジャクの羽を墓に捧げたのは、彼女が母親の死をしっかりと受け止めたということを示しているのではないでしょうか。
母親を忘れないという思い
ママを忘れるのが怖い
引用:幸せのレシピ/配給:ワーナー・ブラザース
劇中でゾーイは、上記のように語っています。
キリスト教ではクジャクに「不死」という意味があり、母親への消えない思いを示しているとも考えられます。
自分の心にはいつまでも色褪せることなく、母親が存在している……。
死んだ人を永遠に忘れないということは、最大の愛を意味するものです。
ケイトと一緒に生きて行く決意をしたから
ゾーイは母親を失い、突然全く違う環境での生活を送っています。
もしケイトがもう少し小さな子供だったら、わがままをストレートにぶつけていたかもしれません。
しかし、ケイトはすでに大人の事情が分かる年で、ケイトとの関係にも微妙に距離を取っていたように感じます。
そんな中、不器用にぶつかり合いながらケイトとの信頼関係が生まれていたのではないでしょうか。
ゾーイは彼女なりに、心にけじめをつけケイトと一緒に生きて行く決意をしたのです。
ドアの割り箸の意味
劇中で「なぜ?」と感じるシーンがありました。
それは、ケイトのドアに割りばしが付いていたシーンです。
タイ料理の差し入れだった?
劇中で下の住人であるショーンが、タイ料理の差し入れをしたことがわかります。