本作のアメリア役を演じるのはエイミー・アダムスです。映画の最後のシーンで、ラリーはアメリア似の女性を見つけます。
この女性は、アメリア役のエイミー・アダムスで、一人二役を演じました。
このことからアメリアとの関連性を描き出していますが、アメリアには子孫がいません。
そうなると、あの女性は一体どういう意味で登場したのでしょうか。
エイミー・アダムスにの過去作『魔法にかけられて』
本作ラストに出演するエイミー・アダムスの過去作を見ると、謎の女性との関連が見えます。
エイミー・アダムスは以前『魔法にかけられて』(2007年製作:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ)に出演しました。
作中の役はジゼル役で、ストーリーを見ると本作との関連をうかがい知ることができます。
そのキーワードが「異世界」の人物が「恋」をすることです。
『魔法にかけられて』は異世界の女性が現代で恋をする話
『魔法にかけられて』は以下のような内容です。
おとぎ話の世界のジゼル姫(演:エイミー・アダムス)は、王子と結婚しようとするも継母の策略にはめられ、現代に送り込まれました。しかし数々の策略を打ち破り、現代人のロバートと最後には幸せになります。
引用:魔法にかけられて/配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
「異世界」の人物であるジゼル姫が、「現代」にやってきて恋をしました。
これは「過去」の人物であるアメリアが「現代」にやってきてラリーに恋をする本作と世界観が似ています。
役者の過去作の傾向からも、謎の女性が過去アメリアと関連の深い「何か」であることは濃厚です。
史実と『魔法にかけられて』をミックスすると…
『魔法にかけられて』の設定では、ジゼル姫は元の世界に婚約者がいますが、現世で恋人を見つけます。
一方本作アメリアも現世でラリーと恋をします。さらに、史実ではアメリアに夫がいるのです。
本作の設定だとアメリアは、過去に夫がいながらも、現世でラリーと恋をしたことになります。
まさに『魔法にかけられて』のジゼル姫と同じ境遇なのです。
そしてジゼルもアメリアも演じているのはエイミー・アダムスであることから、キャストから「謎の女性」の正体が見えます。
ラストの謎の女性は史実のアメリアが転生した姿
史実では消息不明となっているアメリアです。その明確な証拠はありません。
そこにロマンを求めて、脚本の中で「史実のアメリアが現代に転生した」となったと考えられるでしょう。
それは、キャストのエイミー・アダムスのこれまでの役からも考えられます。
つまりラリーは展示物のアメリアではなく、転生してきたアメリアに目を奪われたのです。