引用:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦/配給会社:東宝
この時しんのすけと同様の体型を持つ人間として科学者が登場しており、スンノケシ王子の存在が否定されているようにも取れるのです。
このうわさに関しては、賛否両論出ています。
本作では顔も体型も一緒という設定で話は進んでおり、二人が鍵になっていることから体型も一緒のはずです。
しかし劇中では顔が一緒としか表現されていません。
この曖昧さが、王子死亡説を招いたのでしょう。
考察の域を超えませんが、おそらく制作側が一新したこともありスンノケシ王子の設定を既に忘れていたのかもしれません。
原作でもスンノケシ王子が死亡したという設定にはなっておらず、都市伝説にも似た考察だったのかもしれません。
サニー達が野原家に協力した理由
劇中でオカマキャラのサニーとニーナは、結局ホワイトスネーク団を裏切ります。
なぜ彼らは野原家側に協力したのでしょうか。
根はいい二人だった
しんのすけの寝顔をみて、優しい表情をみせた二人は根っからの悪人というわけではないようです。
子供を殺すなんてやなこった
引用:クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝/配給会社:東宝
裏切りのセリフともいえる上記のセリフは、彼らがある程度の常識を保持していることを示しています。
元々自らの望みの為に何でもするミスターハブやアナコンダとは違う存在だったのでしょう。
アナコンダたちに既に裏切られていた
サニーたちは洞窟の中を進むごとに、アナコンダたちとの距離を感じています。
自分たちの分け前がないのだと知った時、既に二人はアナコンダに味方する気がなくなっていたはずです。
本作の面白い所でもあるのですがオカマの二人、アナコンダ、ミスターハブ、そして王国がそれぞれ敵になる構造となっています。
困っている人は助けましょうって学校で習ったでしょう
引用:クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝/配給会社:東宝
粋なニーナのセリフは、根っからの悪であるミスターハブやアナコンダを敵に回す決意の言葉だったのです。
上との信頼関係が薄かった
失敗は一度までだ、二度目はすなわちお前たちの死を意味する
引用:クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝/配給会社:東宝
上記はミスターハブのセリフですが、サニーやニーナは結束の固い集団ではないようです。
原作での二人は、臨時雇いという描かれ方をしており仕事の為に従っているといえます。
サニーたちは、自分たちが心から望んでやった悪事ではなかったので、裏切ることも容易だったのでしょう。
また劇中では、オカマの二人がミスターハブに見惚れているシーンもありました。
二人はいい男が雇い主だったから仕事をしていただけなのかもしれません。
二人にはポリシーがあった
悪だけど殺しと婦女暴行はしない
引用:クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝/配給会社:東宝
サニーたちは上記のセリフを口にしています。
彼らには彼らなりのポリシーがあったのでしょう。
悪に徹しきれない二人の心には、優しさが残っていたのではないでしょうか。
憎み切れない悪の姿が、オカマキャラとして印象的に描かれていました。
しんのすけのセリフがファンの中で伝説的
本作には、ファンの中で「しんのすけ用語」として定着したものが多々登場しています。
クレヨンしんちゃん初期の作品ということもあり、しんのすけの独特のセリフが光っている作品なのです。
おかえりぃ!