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「キングコング対ゴジラ」は1962年8月11日に公開されたゴジラシリーズの3作目になる作品です。
東宝創立30周年を記念したゴジラ映画初のフルカラーになっているのが大きな特長になります。
アメリカのRKO社から許諾を受け作成された本作は1255万人の観客を集め、2020年4月時点で歴代ゴジラの最大ヒットになりました。
本作で描かれているキングコングとゴジラの謎について考察していきますので、最後までお付き合いください。
キングコングとゴジラの対戦結果は?
世界を代表する2大モンスターの対決はどのように展開したのでしょうか。
初戦と最終決戦の2つを見ながら、考察を展開していきます。
1戦目はゴジラの優勢勝ち
知能はキングコング、放射火炎などのスキルではゴジラが優勢といえるこのマッチメイク。
初戦の対決は、高所の有利を獲り、放射火炎を駆使するゴジラの前にキングコングは歯が立ちませんでした。
キングコングも岩を投げるなどの対抗手段をうちだしますが、あまり効果が無いように見えます。
体毛が燃えるなどダメージを受けたキングコングは撤退し、ゴジラの優勢勝ちとなったのです。
次戦の結果は引き分け?
富士山麓から熱海へと移動しながらの決戦は、序盤はゴジラが、後半はキングコングが優勢に戦いを進めます。
最後は両者海に転落し、泳ぎながら南の海へと去っていくキングコングの姿を見せてエンディングとなるのです。
キングコングは泳いで元気でいるさまを見せますが、ゴジラは登場しません。
これを持ってゴジラが負けたという見解もありますが、ゴジラは海底を進んだだけで、生きているものと判断できます。
ラストにゴジラとキングコングの鳴き声がそれぞれ入っていることからも、引き分けと判断するべきでしょう。
地上最強の生命体対決は引き分けに終わりましたが、まんまと人類は両者をぶつけて平和を取り戻したのです。
一見勝者のない戦いに見えますが、真の勝者は人類と言っても過言ではないです。
キングコングとゴジラのバトルによる結果
キングコングとゴジラが日本でぶつかったことにより、相当な被害が出ましたが、果たして日本は大丈夫なのでしょうか。
2大怪獣対決の残した傷跡を作品世界から語っていきます。
人類の目論見通りに平和を取り戻す
復活したゴジラとキングコング、両雄をぶつければお互い倒れると踏んだ作戦は結果的に成功に終わります。
キングコングは南の島に帰り、ゴジラは海の底で眠りにつくのです。
これがどちらか一方しかいなければ、日本は壊滅していたのではないでしょうか。
パシフィック製薬とセントラル製薬の責任は
ゴジラは北極海で目覚めさせられ、帰巣本能にしたがって日本にやってきます。
きっかけは潜水艦だったかもしれませんが、ゴジラが冷凍冬眠していただけで、いつ起きてもおかしくありませんでした。