映画のエンドロールでは「感謝」という言葉と共に「高畑勲」「宮崎駿」「鈴木敏夫」の3名の名前が出てきます。

スタジオジブリから離れても遠くから見守ってくれる大先輩たちがいたからこそ、自由な気持ちで「メアリと魔女の花」を作ることができたのかもしれません。

米林監督が描いた魔法の意味

「メアリと魔女の花」のキャッチコピーは「魔女、ふたたび。」です。

魔女をテーマとして扱う作品にはかの有名な宮崎駿監督のジブリ作品「魔女の宅急便」がありますが、どうして敢えて同じ題材を選んだのでしょうか。

メアリにとっての魔法

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「魔女、ふたたび。」というキャッチコピーはすぐに「魔女の宅急便」を想像させますが、実際には2つのストーリーは全く異なります。

「メアリと魔女の花」のメアリは活発ですが、コンプレックスもある普通の人間の女の子です。

その女の子が魔法を通して最後に学んだことは魔法のような力に頼ることなく生きていくということでした。

そのことに気付いた時、メアリには自分に対するコンプレックスや自信のなさはもうなくなっていたはずです。

米林監督が魔法を通して伝えたいこと

米林監督は「メアリと魔女の花」で描いた魔法を現代の世界に重ねてこの作品を作りました。

ネット社会に生きる私たちはパソコンやスマホで便利に何でも買うことができるようになりました。

さらに震災などの自然災害ではそれまで何の不安もなく信頼していたものが一瞬にして失われてしまう場合があります。

米林監督はこういった「便利」なことや「信頼」にあたるものが「メアリと魔女の花」に描いている魔法だと語っています。

もしこういった現代の魔法が失われてしまったとしても前進していこうという気持ちを込めて、魔女をテーマとした作品を制作することにしたそうです。

まとめ

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「メアリと魔女の花」について作品を真の意味で味わうために必要な知識を徹底解説しました。作品の背景や制作の裏側にまつわるエピソードを知っておくと違う角度から映画を楽しむことができます。

メアリが魔法による体験から学んだこと、米林監督が魔法を通して伝えたいことを把握して観ると「メアリと魔女の花」がただのファンタジー映画ではなくメッセージ性のある作品であることが分かります。

米林監督はジブリが制作してきたような子どものためを思った作品をこれからも作り続けていきたいと話しています。

「メアリと魔女の花」を始め、親子が一緒に何かを感じ取ることができる作品を米林監督は今後も制作してくれるのではないでしょうか。

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