出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00K2NE65A/?tag=cinema-notes-22
ティム・バートン原作で映像化されたストップモーションアニメの傑作「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」。
独特の世界観と魅力的なキャラクター、分かりやすいストーリー展開と年齢を問わず楽しめる作品です。
ディズニー作品の中でも独特な位置付けがされていますが、多くのファンを生み出している本作を考察していきます。
ジャックが目指すサンタ像とは
クリスマスタウンを体験してしまったジャックは、興奮のあまりサンタクロースに成り代わることを決意します。
研究の末にたどり着いた「サンタ像」とは一体どんなものだったのでしょうか。
正解は見つけられなかった
クリスマスを知るため、クリスマス・キャロルを暗唱するできるようになり、様々なアイテムを研究したジャック。
ですがサンタの目的である「子どもたちに笑顔を届けるプレゼントを送る」という正解にはたどり着けませんでした。
自分が考える「楽しい」が人にとって「怖い」であることに気づかず、間違った道を進んでいきます。
自分の考えたサンタ像をに傾いてしまう
正しいサンタ像をハロウィンタウンの住人たちに伝えられなかったことで、自分が考えるサンタ像が歪んでいきます。
彼の中でのサンタ像は今までのパンプキン・キングが行ってきた「相手を驚かせて怖がらせる」ものと同じ路線なのです。
この違和感に気づいているのは、サリー1人だけでした。
真っ赤な衣装とヒゲは理解している
真っ赤なコスチュームにヒゲと帽子がサンタの特徴的なコスチュームになります。
足りなかった帽子もさらってきたサンタから借りることで揃えることができたのです。
後はプレゼントをとどけるだけなのですが、クリスマスを祝うことができませんでした。
ジャックが犯した失敗
町の誰もが理解しないままクリスマスを祝おうとしたことで祝日は台無しになりかけました。
この時ジャックが犯してしまった失敗を確認していきましょう。
サリーのいうことを聞かなかった
サリーはハロウィンタウンの中で唯一、冷静にクリスマス騒ぎを見つめています。
そんなサリーの忠告や助言を、浮かれているジャックは全く聞き入れませんでした。
その結果人間の街で騒ぎを起こし、軍隊に撃墜される事態を引き起こしてしまうのです。
サンタに相談することなくクリスマスを乗っ取った
ハロウィンにはハロウィンの、クリスマスにはクリスマスの流儀があります。
そのルールを守らず、勝手にクリスマスを乗っ取ろうとし、そのためにサンタクロースを誘拐したのです。
サンタに謝罪したときに「次からはサリーに聞いてからにしろ」と諌められます。
それくらいサリーは常識人であり、思慮深い女性だったのです。
悪ガキ3人組の嘘を見抜けなかった
ロック・ショック・バレルの3人組はサンタクロースの誘拐を命じられます。