村のクリスマスを台無しにしてしまったにもかかわらず、グリンチは村の人びとからも歓迎されひねくれた心を入れ替えるという展開で描かれています。
親友ブリクルバウム
自分はグリンチの親友だと思い込んでいるブリクルバウムですが、実写版「グリンチ」には登場していません。
3Dアニメ版だけのオリジナルキャラクターですが、グリンチに寄り添い見守る重要な役割を担っています。
その他の違い
実写版と3Dアニメ版の「グリンチ」ではその他にも設定に違いがあります。
- 実写版では性格の悪い男性の村長がいますが、3Dアニメ版では女性で悪い村長ではない
- 3Dアニメ版の「グリンチ」にはフレッドというトナカイが登場する
- 実写版ではシンディに年上の兄が2人いますが、3Dアニメ版ではシンディの下に双子とみられる弟がいる
- 3Dアニメ版ではシンディの母親が印象に残る登場人物として描かれている
- 実写版では存在感のある父親が描かれていたが3Dアニメ版では父親は登場しない
本当のクリスマスとは何か
「グリンチ」はハッピーエンドで幕を閉じる作品です。グリンチのクリスマス嫌いが起こした行いを通して本当のクリスマスとは何かを考えることができます。
最後にグリンチが気付かされたこと
子どもの頃にいつも一人でクリスマスを過ごしていたグリンチはひねくれた大人になってしまいます。
クリスマスを盗んでみんなに不幸を味合わせようとしたグリンチですが、最後にはある重要なことに気付き心を入れ替えます。
映画の中のグリンチの行いを通して、本当のクリスマスとはプレゼントやクリスマスツリーという「モノ」が重要ではないことが分かります。
本当に幸せなクリスマスは、プレゼントやツリーがなくても家族愛や仲間の助け合いなど人間同士の触れ合いから生まれるものです。
ずっと一人で寂しい思いをしてきたグリンチには、この本当のクリスマスが何かとういうことが分からなかったのです。
クリスマスプレゼントやツリーが消えたからといって村の人たちは不幸にはなりません。
やっとみんなで一緒にクリスマスを過ごすことができたグリンチから本当の幸せが何かを私たちは学ぶことができます。
まとめ
クリスマスシーズンに観る映画としてふさわしい作品「グリンチ」を紹介しました。
3Dアニメ版の「グリンチ」はアメリカの児童絵本が原作となった映画です。
過去には実写版としての「グリンチ」も公開されており、過去作や原作との違いを知っておくと本作品を観る楽しさが倍増します。
「グリンチ」の音楽は「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」や「チャーリーとチョコレート工場」でも音楽を担当したダニー・エルフマンが手がけており、クリスマスの雰囲気をさらに盛り上げてくれています。