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「アオハライド」は漫画家・咲坂伊緒原作の同名映画で、2014年12月13日に公開されました。

本田翼と東出昌大のW主演で、「ソラニン」「僕等がいた」などの監督を手掛けた三木孝浩が監督を務めました。

今回は、「アオハライド」から洸が過去を引きずる理由、なぜ洸は泣き崩れたのか?母親が息子である洸に託した願いなどを徹底考察していきます!!

洸が過去を引きずる理由

東出昌大写真集『西から雪はやって来る』 (日本語) 単行本 – 2017/3/13

4年前とは人が変わってしまったように笑顔を見せなくなってしまった洸。

双葉が知らない4年という空白の時間に何があったのでしょうか?

洸が過去を引きずる理由に迫っていきます。

母親を助けられなかった無力感

洸は母親を守るのは自分の役目だと思っていました。

母親の体調の異変にも気付けず、助けられなかった事をずっと悔やんでいたのです。

“自分がお母さんを殺してしまった”そんな風に洸は感じていました。

肉親の死というものは何歳になっても辛いものといえます。

高校生だった洸には受け止め切れないほど辛すぎる経験だったともいえるでしょう。

洸が過去を引きずる理由は、母親を助けられなかった無力感からくるものです。

自分は幸せになってはいけない

洸は母親を失ってから、笑ったり楽しい思いをする事を拒んでいました。

自分は他の人と同じように、幸せになってはいけない、そんな想いを抱えていたのです。

母親が経験できなかった事を経験する事や、他の人とその想いを共有する事は自分にとってだと感じていました。

母親が亡くなったのは自分のせいだ、そう思うことで罰を受けようとしていたのでしょう。

母親の死や過去を引きずる事で、自分に対して大きな枷を作っていたのです。

それが母親に対しての罪の償いと洸は感じていました。

唯の存在

高畑充希「神楽坂」(新装版) その他 – 2016/6/24

唯の存在も洸にとっては過去を引きずる一要因となっていました。

似たような境遇である唯の存在も、洸にとっては過去と決別できない大きな原因となっていたのです。

唯を突き放す事は、自分の母親の存在を否定するような事だと洸は感じていました。

なので、唯に頼られると洸は突き放せなかったのです。

洸は唯に自分の影を重ねて見ていました。

唯は洸にとって痛みを分かち合える貴重な存在だったのです。

洸は何故泣き崩れた?

東出昌大写真集『西から雪はやって来る』 (日本語) 単行本 – 2017/3/13

双葉と2人で母親の思い出の地である教会を訪れた時、洸は母の生前の祈りの内容を知って泣き崩れました。

洸は何故泣き崩れたのでしょう?

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