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「NANA」は漫画家・矢沢あい原作の同名映画で、日本では2005年9月3日に公開されました。
中島美嘉と宮崎あおいのW主演で、「ラフROUGH」「黒執事」「4月の君、スピカ。」などを手掛けた大谷健太郎が監督を務めました。
今回は「NANA」からナナのレンに対する想い、二人は何故両想いのまま別れたのか?彼らの復縁にハチはどう関わったのかなどを徹底考察していきます!
ナナのレンに対する想い
才能を見出され、東京に行ってしまったレンですが、ナナはそんなレンの事をどう思っているのでしょうか?
その気持ちを探っていきます。
かけがえのない存在
ナナにとってレンは唯一無二のかけがえのない存在です。
似た境遇で育った二人は、代替の利かない大切な存在でした。
たとえ離れてもナナにとってレンが大切な人である事に変わりはありません。
ナナにとってレンは恋人であると同時に、大事な家族のような存在なのです。
離れたからといって“好きだ”という気持ちが簡単に消えてしまうようなそんな気安い関係ではありません。
ナナのレンに対する想いは、ずっと変わらずに消えない灯火のように続いていたのです。
成功してほしい
ナナはレンの才能を信じていました。
大切な人であると同時に、ナナにとってレンは尊敬に値する存在でもあったのです。
尊敬する存在だったからこそ、東京に行っても成功してほしい、そんな想いをナナはレンに対して抱えていたといえます。
そしてレンの活躍を陰ながら応援していました。
一人で東京に行ってしまったからといって、ナナはレンに裏切られたなどそんな気持ちは微塵も持っていません。
レンの才能を信じていたからこそ、東京に行く事に反対せずレンの背中を押してあげたのです。
超えたい存在
ナナにとってレンは大切で尊敬する存在であったと同時に、負けたくない存在でもありました。
大好きな音楽で、超えたい存在でもあったのです。
なので、松山ケンイチ演じるシンがバンドメンバーに新しく加わる時に
レンを超えてね。
引用:NANA/配給会社:東宝
と言葉をかけたのです。
ナナにとってレンは超えたい存在であり、大好きな音楽を通していいライバルのような関係でもありました。
何故両想いのまま別れたのか?
ナナとレンは決して不仲になり別れたわけではありません。
何故、二人は両想いのまま別れたのでしょうか?
その理由に迫っていきます。
ナナのプライド
ナナにも音楽の道で食べていく事を志す身としてプライドがあります。
二人で一緒に東京に行ってレンに食べさせてもらおうなど、そんな考えをナナは微塵も持っていません。
ナナは自分達の音楽で成功したいのです。
そして自分達の音楽に誇りを持っているからこそ、ナナはレンに気持ちがあっても一緒に東京には行かなかったのです。