ここで英語を使わないというところに彼の心が現れています。

スー族たちよってダンバーは救い出されます。スー族は家族を守ったのです。

しかしダンバーは家族であるスー族から離れることを決意します。

それはなぜでしょうか。

白人側にとって裏切り者である自分への追撃からスー族を遠ざけるためです。

自分が離脱することが一番だと告げたダンバーに、スー族の戦士たちは声を荒らげて反対します。

しかし、『十頭の熊』は皆を制しダンバーと二人きりになりました。

この時の『十頭の熊』の行動には深い意味があります。

それは『ジョン・ダンバー』はもういない。いるのは『狼と踊る男』というスー族だということです。

もうお前は『家族』で、家族が離れ離れになることは間違っていると伝えます。

家族皆で白人からお前を守るから安心しろという強い思いです。

それでもダンバーは決断しました。

それがスー族である『狼と踊る男』が家族を守るために選ぶべき道だと考えたのです。

友人の見送り、そして二人の行方

馬に乗ったシャイアン・ウォリアーズ - 北米インディアン - ビンテージなセピア調の写真 によって作成された エドワード・S・カーティス c.1905 -プレミアム290gsmジークレーアートプリント - 46cm x 61cm

どんなに離れていても友達だと『風になびく髪』が叫びます。

粗暴で短慮な男だと思わるいままでの演出は、この場面をより感動的にするための布石でした。

思慮深い『蹴る鳥』も素晴らしい人間でしたが、この『風になびく髪』も印象に残る愛すべき友達です。

もう一人の友人

去っていく二人を見送るように『狼』が遠吠えをします。

はっきりとは判らないようにしていますが、あれはツーソックスです。

ツーソックスは思慮浅い白人兵士の的に撃たれてしまいます。

ツーソックスは死んだのでしょうか。

そこは明確にはしていません。ボカすことで観客に一縷の望みをつなぐという粋な演出です。

二人の行方

旅立った二人はその後どうなったのでしょうか。

実は、この物語には続編があります。

映画公開から11年後の2001年に原作者であり脚本家のマイケル・ブレイクは『The Holy Road』という続編小説を出版しました。

映画化も噂されましたが、未だに定かではありません。

その小説も日本では出版されていませんし、ブレイクも2015年に亡くなりました。

しかし、続編の噂は絶えず、その内容を加味するとストーリーは見えてきます。

続編のストーリーを考察

Title-Holy-Road-Michael-Blake

『The Holy Road』を読むと次のような内容を考察することができます。

二人はスー族の『狼と踊る男』と『こぶしを握って立つ女』として各地を巡り、インディアンの現状を訴えました。

しかし『こぶしを握って立つ女』と子供が捕えられてしまいます。

しかし誇り高きスー族の戦士である『狼と踊る男』は諦めません。

その頃、大陸横断鉄道によって独自の文化を破壊され、スー族は追い詰められていました。

『狼と踊る男』はスー族のところに戻ります。共に戦い妻と子供を助け出し、スー族の平和を守るためです。

結果、妻子を救い出すことには成功しましたが、押し寄せる文明の波には勝つことができませんでした。

ついには最後のスー族たちと共にアメリカ軍の砦に投降します。

しかし、彼らの子供たちはスー族の魂を胸に奔走し訴え続けました。

そして、スー族を含むすべてのインディアン達の権利の礎を築いていくというストーリーです。

いつか続編が映像化されればいいですね。

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