6年間も感情を押し殺して生活を続けていた二人は、愛する気持ち抑えることなく互いに求め合ったのです。
最後のカウンセリングの二人
最初のカウンセリングではジョンとジェーンのけん怠感が浮き彫りにされていました。
ラストシーンではお互いに顔を見合わせて、愛を表現しています。
二人の秘密がなくなったことや、お互いを欺いて生活する必要なくなったことで、けん怠期を脱することができたのです。
6年間の結婚生活があったからこそ、解放された時の喜びは大きかったのでしょう。
最初のカウンセリングシーンでは、幸福度は8、比較してセックスは0でした。
幸福度は経済的な満足度、セックスは愛情の満足度をあらわしていると思われます。
ラストシーンでは愛情の満足度が10です。初めて会った時の新鮮な感情が戻ってきたのだと考えられます。
二人をつないだキーマンとは
ジョンとジェーンの絆をつなぎ合わせたキーマンは誰でしょうか。
二人に深くかかわった同僚や、おとりになったベンジャミン・ダンズなどの動きから考察してみました。
エディとジャスミン
ジョンの同僚エディとジェーンの相棒のジャスミンは良き理解者でした。
私生活の相談も受けていたエディとジャスミンは、ベンジャミン・ダンズの殺害計画について組織の機密を話してしまいます。
彼らにとっては組織への背信行為。組織のたくらみを知ってジョンとジェーンの身を心配したのでしょう。
それだけ強固な信頼関係だったのです。エディとジャスミンは覚悟のうえで情報を流したキーマンといえるでしょう。
組織に追われる2人はベンジャミン・ダンズと接触する
ベンジャミン・ダンズは最初の任務がおとり役でした。命を危険にさらされるほど危険な任務です。
組織の真意は聞かされていないようでしたが、このおとり作戦が結局ジョンとジェーンのお互いの秘密を暴くことになります。
ジョンとジェーンが協力するきっかけになったのです。
なぜ、組織から狙われるのかを聞きだせたのも、まだダンズが新人で経験が浅かったからかもしれません。
二人を結び付けたのは、ダンズと、共同して作戦をたてた組織そのものだったともいえます。
平凡な名前はなぜ
ジョンとジェーンの名前は本名でしょうか。
アメリカやイギリスに多いジョン・スミスという名前。日本でいえば「田中一郎」に匹敵するほど地味で平凡すぎる名前です。
よくある名前にすることで居所が名前から検索され難いので、身を隠して活動するには最適な環境といえるでしょう。
一連の事件を経て愛のつながりを取り戻したジョンとジェーンですが、まだ互いに隠している秘密があるのかもしれません。
まとめ その後のジョンとジェーンは
お互いに秘密を共有することで、愛する気持ちが復活しけん怠期を脱したジョンとジェーン。
組織との銃撃戦に勝利したことで自由を取り戻しました。
その後の二人は、どうなったでしょう。
性格や行動が変わらないので、その後も小さな衝突はあるでしょうが、充実した愛にあふれる生活を続けていそうです。
スパイ生活から足を洗うことはないでしょう。平穏な日々を過ごすには刺激が少なすぎるので職業は変えないと思われます。
他の組織に属することはもうこりごりです。活動を続けるのであれば、独立して新しい組織を立ち上げるでしょう。
もともとジョンは一匹狼(おおかみ)的な存在。ジェーンの統率力と合わされば二人は最強のコンビといえます。