そのことに気づいた彼女は自分の役割を果たしましたが、すでに規定のキャラは埋まっています。
このことからメインパーティは変更なく5人だということがわかるのです。
新キャラの役割
ジュマンジ世界ネクストレベルでの新キャラはミンと馬です。
新キャラのミンと馬は初参加のエディとマイロが望んで選んだアバターです。
それぞれがアバターを選び、その役でラスボスに立ち向かうという設定はまさにロールプレイングゲームのストーリーです。
前作の解決ワードは『欠けたピース』でしたが、続編は『自分を取り戻す』ことだと考察できます。
そして馬にはロールプレイングゲームでありがちな進化型キャラという役割がありました。
ロールプレイングゲームの定石として進化型キャラはラスボスを倒す鍵となりますが、目的達成後にはパーティから離脱します。
そのプロットを守っているのも『テレビゲーム』を意識した監督の拘りでしょう。
なぜならこの拘りが無ければボードゲームがテレビゲームというネクストレベルに変わったことにはならないからです。
ラストシーンの意味
今回のジュマンジ経験により状況が大きく変わったのはエディとマイロです。
彼らは永遠の別れを惜しみつつも納得の結果を迎えています。
しかし本当に永遠の別れとなるのでしょうか。
次回作の予定も無い状態で、製作側がここまではっきり次回作のネタ振りをみせるのは『ジュマンジシリーズ』のお約束かもしれません。
それぞれが満足感を胸の大団円といった雰囲気を醸し出すシーンで終わらせていないのは、当然次回作への布石です。
走り抜ける凶暴なダチョウの後には、サイもマンドリルも続くことは簡単に予測できます。
スペンサーが帰省したのがクリスマス休暇で、家のボイラーが壊れているという設定での始まりもそうです。
修理に来る予定の日にボイラーのある地下室でジュマンジに入り込むなど『それら全ての布石』を回収しているのがこのラストシーンなのです。
次回作を考察
スペンサーの母親とボイラーの修理工がジュマンジの世界を開いたことは容易に想像できます。
そして駆け抜けるダチョウを見た5人は急いでスペンサーの家に向かうのです。
そこでジュマンジに巻き込まれた二人を救うべく再びゲームを手にするもジュマンジは『ネクストレベル』に変わっていて入る事ができません。
第一作と同様にジュマンジのキャラクターが街に出没していることから、すでにゲームは始まっていることが判ります。
おそらくバーチャルリアリティワールドくらいに進化しているのではないでしょうか。
『ネクストレベル』の真意はここにあります。
今作はあくまでも前作の続編であり、この映画自体が次回作へのネタ振りだとしたらなんと壮大な計画でしょう。
そう考えるとますます次回作が楽しみですね。