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【バタフライ・エフェクト(ネタバレ)】最後の選択は本当に正しかったのか考察!アナザーエンディングだったらどうなった?

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B000AM6R00/cinema-notes-22

複雑に絡み合った謎、伏線回収の鮮やかさ、何より儚くも美しいエンディングシーンで高い評価を得た名作「バタフライ・エフェクト」。

その世界観に魅了された方も多いでしょう。

また、本作は結末が複数用意されていることも特徴的です。

それだけに視聴者は自分の好みの結末に「タイムリープ」できる珍しい作品に仕上がっています。

そこで、エンディングシーンを中心に本作「バタフライ・エフェクト」の世界観を掘り下げてみましょう。

バタフライ・エフェクトとは?

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本作では冒頭にバタフライエフェクトの意味が端的に説明されており、世界観は(あるいはテーマも)この言葉からインスピレーションを受けて製作されています。

日本語では「バタフライ効果」とも呼ばれるこの言葉は一体何を表しているのでしょうか?

バタフライ・エフェクトの成り立ち

バタフライ・エフェクトという言葉は、気象学者のエドワード・ローレンツ博士が1972年に講演した内容を少し脚色したものが成り立ちだといわれています。

運動の法則における初期値の鋭敏性をテーマに語られ、それが転じて寓意的(比喩的)な意味を持つようになりました。

バタフライ・エフェクトの例

バタフライ・エフェクトの最も身近にある例が、「交通渋滞」です。

高速道路で走行中、先頭の車が何気ない気持ちでわずかに速度を緩めたとします。

後続の車は前の車を「見てから」判断するので、少しづつ制動距離が伸びていきます。

これが連続的に続くことで、ブレーキを踏むようになり、遂には停止してしまうことになります。

停止した車内でイライラしながら眠気に耐えているにもかかわらず、先頭の車は今日の夕飯のことを考えてながらか鼻歌交じりに帰宅中といったこともありえるでしょう。

つまり、わずかな変化がいくつかのフィルターを通過することで増幅され、大きな差や全く違った結果を表すことに対して使われる言葉です。

「うわさ話」なども人工的に作られたバタフライ・エフェクトといえるでしょう。

バタフライ・エフェクトの特徴

 

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バタフライ・エフェクトの特徴とは、最初の原因を生んだ人や出来事に積極的な意思がなく、それゆえに結末をコントロールすることが難しいという特徴があります。

交通の例を挙げれば故障による車線規制が原因での渋滞、ということになれば因果関係がはっきりしているので、あまり使われないでしょう。

本作はほとんど全ての人が知らずに、または何気なく関わっている因果を「主人公だけが知っている」という設定が大きな特徴です。

最後の選択は正しかったのか?

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本作「バタフライ・エフェクト」を観たほとんど全ての人が「最も切ないハッピー・エンド」という感想を抱くでしょう(実際キャッチコピーでもあります)。

最後の選択は本当に正しかったのでしょうか。

タイムリープのきっかけ

本作の主人公、エヴァンが過去にタイムリープできるきっかけとして、「日記に書かれた日時でかつ本人に記憶がない時点」と条件付けされているようです。

記憶をなくすのは精神的なストレスからとされています。

ですが反対にいえば(作品の視点からすれば)未来のエヴァンがタイムリープしたことが原因で現在(冒頭の幼少期)のエヴァンの記憶がない、と解釈することもできます。

実際本作でも記憶消去の伏線をタイムリープを用いて回収しています。

この手のタイムパラドックスものには「幼少時ですでに未来は書き換えられているのだから、現在のエヴァンの生活が変わっていないのはおかしい」という鶏が先か卵が先か的な矛盾がつきものです。