ホルガの一員になるためには、彼女の恋愛体質や未練は邪魔だったのでしょう。

クリスチャンとマヤの行為を目撃させ、世俗との関わりを自ら断つように誘導したのではないでしょうか。

そしてメイ・クイーンとして、生贄を選ばせたのです。

村人がクリスチャンを生贄に指名すると、「彼を殺された」という意識が残ると考えたのでしょう。

だから彼女自身に指名させたように見えます。

マヤのその後

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マヤがクリスチャンに惚れたような描写がありましたが、この村で恋愛という概念はないように思えます。

それを証拠にクリスチャンが生贄になっても悲しむ様子が見えません。

ですからクリスチャンを想って辛い日々を送る可能性はないでしょう。

ダニーからの嫉妬

ただ1つ懸念する点は、ダニーからの嫉妬があるのかどうかです。ラストでダニーはクリスチャンの死を選びました。

ですがダニーは儀式の雰囲気にのまれていただけかもしれませんから、時間が経てば彼への依存が復活しかねません。

そして彼の子を身篭ったマヤを殺そうとする可能性があるのです。

ダニーと友達になる

精神が不安定なダニーは、何かに依存しなくては生きていけない体質のようです。

ですから彼女はホルガの生活に自分を適応させようとするでしょう。

そして個よりも集団を重んじる中で恋愛感情が薄れ、嫉妬などしない人間になるのかもしれません。

マヤと共存し、マヤの友達になることも考えられるのです。

ダニーの笑み

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焼かれて死んでいくクリスチャンを見て、ダニーの口もとにはなぜか笑みが溢れていました。このシーンは何を表しているのでしょうか。

彼女は彼に依存していて、それは一種の呪縛だったと考えられます。

呪縛の原因はクリスチャンであり、彼が死ぬことでダニーは解放されたはずです。

胸に溜まっていた不満や不安がどこかにふっと飛んで行ったのを実感したのでしょう。その瞬間、笑みが出たのです。

まとめ

直筆サイン入り写真 ミッドサマー フローレンス・ピュー/映画 ブロマイド 約20×25cm オートグラフ/フレーム別/JSA社鑑定済み

異常な習慣を持つ村で、儀式という名のもとに人を殺すというホラー作品「ミッドサマー」。

ただ単に残酷な物語のように見えますが、実は全く違った要素が含まれていたのです。

主人公のダニーがクリスチャンから解放され、新たな環境で生きることを決めました。

それは女性が男性から自由になるのを意味してるのではないでしょうか。

現代では男女平等が叫ばれていますが、まだまだ男性優位の風潮が残っています。そんな現状に皮肉を込めた作品だったのです。