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1917年に公開されたDCコミックスのワンダーウーマンは、女性ヒーローの誕生と世界中で話題になりました。
その後2019年に公開されたMUCキャプテン・マーベルも女性がシリーズ最強ヒーローとして登場しています。
2大アメコミそれぞれの女性ヒーローには、どんな違いがあるのでしょうか。両者を徹底比較しその違いを吟味していきましょう。
DCとマーベルの女性ヒーロー表現方法にも独自のこだわりが見え隠れしています。
DCコミックスとマーベルコミックス
DCコミックスとマーベルコミックスは共にアメコミなので、ヒーロー達を混同している人も多くいるようです。
そこでまずはワンダーウーマンが属するDCコミックスヒーローと 、キャプテンマーベルが属するマーベルコミックスヒーローを確認しておきましょう。
DCコミックスのヒーロー達「ジャスティスリーグ」
ワンダーウーマンが属するDCコミックスは1934年から続く歴史あるアメコミです。
DCコミックスのヒーロー達は「ジャスティスリーグ」という名のチームを組み悪と戦っていますが、メンバーは下記となっています。
- 最もダークなヒーローであるバットマン
- アマゾン族の王女であるワンダーウーマン
- 超高速移動のフラッシュ
- アトランティスの王であるアクアマン
- 体を機械化されたサイボーグ
- 元祖ヒーローともいえるスーパーマン
- 宇宙警察の隊員グリーン・ランタン
マーベルコミックスのヒーロー達「アベンジャーズ」
キャプテン・マーベルが属しているのは1938年創業のマーベルコミックスですが、こちらのチームは「アベンジャーズ」という名で結束しています。
キャプテン・マーベルが発足させたチームで、メンバーは下記になっています。
- 天才科学者で富豪のアイアンマン
- 元アメリカ軍兵士のキャプテン・アメリカ
- シリーズ最強といわれるキャプテン・マーベル
- ガンマ線を浴びた巨人ハルク
- アスガルドの雷神マイティ・ソー
- 自分の大きさを変えるアントマン
- 人工知能から生まれたヴィジョン
- 人気ヒーロースパイダーマン
- 偵察が得意な元軍人ファルコン
- テレキネシスを使いこなすスカーレット・ウィッチ
このほかにもS.H.I.E.L.D(シールド)という組織があり、ブラック・ウィドウやホークアイなどが在籍しています。
DCコミックスは地球人ではないヒーローが多い
ヒーロー達を比較してみると、いずれもスーパーパワーを持っているのですが、DCコミックスの方が地球人が少ないという傾向にあります。
ワンダーウーマンもその一人で、アマゾン族と神の血が入った混血です。
ワンダーウーマンとキャプテン・マーベルの違い
同じ女性ヒーローとして世界中を虜にしたワンダーウーマンとキャプテン・マーベルですが、両者はどのように違うのでしょうか。
ふたりを比較することでDCとMCUの女性ヒーローへのこだわりが見えてきます。
時代背景を考察
まずは時代背景ですが、ワンダーウーマンは1917年第一次世界大戦の末期が舞台になっています。
そしてキャプテン・マーベルの舞台は1995年です。両者には大きな時間の差があることになります。
そしてここに隠れたトリビアがひとつ存在しています。
実はワンダーウーマンの原作では舞台は第二次世界大戦なのですが、主演のガル・ガドットがイスラエル人である為、ナチスと敵対するのはNGと判断されました。
そこで時代背景を第一次世界大戦へと移したのです。
元々力を持っていたワンダーウーマン
ワンダーウーマンはじめDCのヒーロー達は元々スーパーパワーをもって生まれています。