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イーライ・ロスが監督を務めたスリラー映画「ノック・ノック(Knock Knock)」。
家族が旅行している間、留守番することになったキアヌ・リーヴス演じる主人公エヴァンのもとに美女二人が訪れます。
ロレンツァ・イッツォ演じるジェネシスとアナ・デ・アルマス演じるベルは、エヴァンを誘惑。
美女の大胆なアプローチに抵抗しましたが、結局関係を結んでしまいます。
そこから展開がガラリと変わり、エヴァンは2人から拷問を受けることに。美女二人の目的とは一体何なのでしょうか。
今回は、エヴァンが狙われた理由・なぜ「警察を呼べ」と言ったのか・動画をSNSに流した意味をネタバレ考察します。
エヴァンが狙われた理由
謎の美女二人は、エヴァンなら誘惑に負けずに断ると思っていたようです。
普通ならば勝算の高いゲームを望むはずですが、なぜ彼女達は負けそうなゲームを選んだのでしょうか。
あえてエヴァンを狙った理由を考察します。
断られたい
今まで彼女達に狙われた男は例外なく誘惑に負けたようです。
勝率100%のゲームほどつまらまいものはありません。だからむしろ誘惑に惑わされない男を見つけたいのだと思われます。
そのためには浮気しそうもないターゲットを探さなくてはならなかったはずです。
家族想いの夫ならば、自分の性欲よりも家族を選ぶだろうと考えたのでしょう。
きっとエヴァンは彼女達が物色した家庭の中で一番理想的な夫だったのだと推測できます。
力試し
どんな男でもイチコロのジェネシスとベルは、自分たちの美貌がどこまで通用するか試したいという願望に駆られていたのかもしれません。
軽く落とせる相手では満足できず、より手強い相手を探し求めていたのでしょう。
やはり何の勝負でも本気でぶつからなければ楽しくありません。
男が誘惑に勝てるかどうかの結果だけでなく、どれだけ自分たちを本気にさせてくれるかとい点にもこだわっていたと思われます。
カレンへの嫉妬
エヴァンのような理想的な夫と家庭を持てたら幸せでしょう。
誰もが羨む家族に囲まれ、何不自由なく暮らしているカレンは、嫉妬の対象になっていてもおかしくありません。
”人の不幸は蜜の味“とよくいいますが、ジェネシスとベルにとってもカレンの不幸は蜜の味なのです。
カレンが一番不幸になる方法。それがエヴァンの浮気だと考えられます。
もしかしたらエヴァンが狙われた原因はカレンにあったのかもしれません。
本当はカレン狙い?
エヴァンの家は以前から目をつけられ、盗聴されていました。であれば妻カレンの素性も把握していたはずです。
エヴァンが直接的なターゲットになっていましたが、それはカレンを陥れるための手段だったのかもしれません。
社会的地位を貶めたい
カレンは世間から認められつつある芸術家です。素敵な夫を持っていなくても、社会的に自立した女性だといえます。
それとは対照的に美女二人は、その美貌を武器にして生きてきたように見えます。
それはつまり男が彼女達の価値を決めているともいえるのではないでしょうか。