その上地下室で13年間も閉じ込められていたのですから、他人とのコミニケーションに飢えていたのだと思われます。
ダイアナは孤独を恐れていたから、あれほど凶暴になったのかもしれません。
光線過敏症
ライトに当たると消えるという、まるで影のようなダイアナの弱点はズバリ“光”でした。
日光療法により実体が消滅するくらい、彼女の体は光に弱いのです。
しかしダイアナがソフィーに取り憑いてからも電灯やろうそくの火を嫌がっていました。
それにブラックライトで、姿が見えるようになったことから、彼女は完全に霊体になったわけではないのでしょう。
なぜソフィーが病気を治すのを邪魔する?
うつ病の薬を飲ませないようにしたり、病院へ行かせないようにするなどソフィーの治療を邪魔するダイアナ。
なぜ彼女はソフィーが病気を治すのを邪魔するのでしょうか。
忘れられたくない
ソフィーが元気だったらダイアナの話など聞く耳を持たなかったかもしれません。
もっといろんな友達を作って、ダイアナの存在さえも忘れてしまったでしょう。ダイアナはそれを恐れていたのだと思われます。
だからソフィーの病気を長引かせるために治療の邪魔をしたのではないでしょうか。
抗うつ剤の副作用
光線過敏症を引き起こす薬の1つに抗うつ剤があります。
うつ病にかかっているソフィーが抗うつ剤を飲むと、彼女に寄生しているダイアナが薬の副作用で余計に光に過敏になるのではないでしょうか。
そのためソフィーには抗うつ剤を飲ませないように脅していたとも考えられます。
そして抗うつ剤を飲まずにうつ病を悪化させたソフィーには、より深い心の闇が出来上がったはずです。
それはダイアナにとって好都合だったのではないでしょうか。
ダイアナは霊なのか
ダイアナを倒すためソフィーは自分の頭に銃を突きつけました。寄生した体が死んでしまえばダイアナも死ぬだろうという考えからの行動です。
しかしそれはただの推論であって、確かなものではなかったのかもしれません。
霊体ではない
もしダイアナが霊体でないならば、人間の肉眼では確認できないくらいの薄い色をした肉体で存在していることになります。
つまりダイアナはまだ人間なのです。ソフィーが死んだからといってダイアナも死ぬわけではないのだと思われます。
他人に取り憑かなくても生きていけるので、わざわざソフィーに取り付く必要もないはずです。