出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07DR3ZY6W/?tag=cinema-notes-22

『ガーディアンズ』は2017年のロシア映画です。

監督は『クライム・スピード』でハリウッドデビューを果たしているサリク・アンドレアシンが務めました。

製作はEnjoy Movies LCCで配給はギャガ・プラスです。

日本での公開は約1年遅れの2018年1月でした。

ロシア版アメコミヒーロー映画でカッコいいヒーロー達が世界征服を企む悪者をやっつけるストーリーです。

しかしロシアならではの超人や指揮官などアメコミ映画とは一味違う映像を楽しむことができます。

迫力ある映像は『X-MEN』にも匹敵するほどで、ロシア映画としては破格の予算だったことも納得です。

強敵クラフトを倒すためにアルススやクセニアたち遺伝子操作されたガーディアンズがとった最終攻撃の意味を徹底解説していきましょう。

ロシアならではの特殊能力や女性指揮官の役割も深読みしています。

ラストの攻撃の意味

ガーディアンズ-吹替版-アントン・パンプシニ

2回の作戦失敗の後、クラフトの元同僚によって様々な情報がもたらされました。

将軍の裏切りはクラフトの計画の一部でしたが、将軍は殺されクラフトの暴走が始まるのです。

時間の猶予が無い中、ガーディアンズ達4人は命を賭けた最後の攻撃に出ます。

4人が集結する必要性

記憶を失っていたのはクセニアだけで、後の3人は当時からの記憶を維持したまま生きていました。

最後の作戦しかないとエレーナ指揮官から言われた時も躊躇なく判断しフォーメーションを組みます。

ということは、この作戦は規定路線のものということでしょうか。

クラフトが執拗にレアを痛めつけた理由もここで明らかになります。

4人が心を合わせなくてはできないこの攻撃を怖れてクラフトは将軍を篭絡していたのでしょう。

しかしこの攻撃方法を少佐は知らずドグログラーボフ博士から情報を得ました。

50年前からこの攻撃を準備していたわけです。

この4人にしかできない攻撃のために情報が無かったとも考えられます。

生死を賭けた攻撃

4人が持つ特性を集結させてパワーアップするこの攻撃は失敗すると死ぬといわれますが躊躇しません。

さすがヒーローものですね。

このあたりもロシア版アメコミ映画といわれる理由かもしれません。

しかし何を失敗すると死んでしまうのでしょうか。

本編では詳しく語られていません。

おそらく各々のパワーを4人の体で交流させて増幅するのでしょう。

このことはレアの肩に手を当てることから推測できます。

どこか一点に圧が集中するとバランスが崩れるのかもしれません。

いずれにせよあんなに強い超人たちが簡単に命を落とすほどの力です。

壊滅的な破壊力を持つ代わりにメンバーが命を落とすかもしれない最終攻撃。

愛国心と強いメンタルを持つ4人にしかできない攻撃です。

パトリオットが最後の攻撃を準備していた理由

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ガーディアンズは最初からそう呼ばれていたわけではなさそうです。

パトリオット計画の中では『ガーディアン』ではなく『アタッカー』だったのかもしれません。

それぞれの特性を活かし敵地に侵入して、最終攻撃で壊滅的な損害を与えるためのチームだったのでしょう。

その4人が心を合わせなくてはできない最終攻撃もパトリオット計画の一環です。

最終攻撃を知らなかったガーディアンズメンバー

リーダー格のレアは羊飼いとして生きていたようですが、最初の攻撃の時も羊飼いの服装で参加しました。

よほど緊急性の高い作戦だったのでしょう。

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