ループが起きているのはウィリアムひとりであり、言い換えれば彼が中心となって時間世界を逆行しているのです。

彼はオメガ・ギタイを倒した後にループしているので、オメガ・ギタイが存在しない世界になるのでしょう。

彼が再会したリタは、ループを繰り返していていたリタということになります。

娯楽感に浸れる実写版

ポスター A4 パターンC オール・ユー・ニード・イズ・キル 光沢プリント

監督ダグ・リーマンは時間をループするということに、大変興味を持ったと語っています。

観方によっては好都合な設定に感じますが、娯楽映画を楽しみたい人にはお勧めの映画といえるでしょう。

ウィリアムと共有できる世界観

ウィリアムは最初から強いわけではありません。

観る者と一緒に失敗し、観る者と一緒に成長していけるのです。

まるでゲームをやっているかのように主人公との一体感を楽しめるのではないでしょうか。

更に他のヒーローのように鍛えぬいて強くなっていくのではなく、先を知ることで強くなっていくのです。

この視点は大変面白い演出ではないでしょうか。

周囲が知らないことを自分だけが知っている…、だから回避出来る。

もしも現実にそんなことが出来たら、世界は変わって見えるはずです。

ループの際に鍛えた力は戻らない

ウィリアムは死ぬことでループを繰り返し、そのたびに強くなっていきます。

そこで些細な疑問が湧く人もいるかと思います。

ループしたことで、肉体的に元の報道官ウイリアム・ケイジに戻らないのだろうか…。

あまり細かいことを気にしてはいけないのかもしれません。

しかし上記したようにウイリアムが中心となって時間世界を逆行しているというなら、説明がつきます。

ループした彼は過去の彼ではなく、精神的にも肉体的にも成長しているウィリアム自身なのでしょう。

深く考察していくと、都合がいいような感じもしますが、観ていて楽しい映画というのは間違いありません。

娯楽映画というのは本作のような映画を指すのでしょう。

日本発のハリウッド映画

ポスター A4 パターンE オール・ユー・ニード・イズ・キル 光沢プリント

本作は「Edge of Tomorrow」という英題で発表され、邦題は原作に従い『オール・ユー・ニード・イズ・キル』に戻されています。

日本発の映画である本作は、根底の意思を残したままハリウッド映画として高く評価されています。