カリーナは孤児だと思っていますし、バルボッサも娘がいたことなど記憶の奥底にしまい込んで忘れていました。
自分の命と引き換えに救うほど愛している娘をバルボッサはなぜ捨てたのでしょうか。
カリーナを捨てたバルボッサの事情とは
バルボッサはマーガレット・スミスも娘のカリーナも心から愛していました。
そのことは『カリーナ』という名前を付けたことでもわかります。
カリーナとは南半球を代表する恒星『カノープス』のことですから彼の人生において光り輝く出来事だったのでしょう。
そんな娘を海賊にしないために手放す決意をしたバルボッサは娘を愛するがゆえに姿を隠したのです。
カリーナは不幸だったのか
バルボッサはカリーナが困らないだけのお金を用意して孤児院に預けたと考えられます。
というのもあの当時の孤児にしてはきちんとした教養を身につけていますし、自分のやりたい勉強を全うしているからです。
ガリレオの日記に記された星の地図はカリーナ(カノープス)を含むりゅうこつ座と形が似ています。
バルボッサは自らにも同じ形の入れ墨を入れるほど執着していたその日記を授けたほど娘を愛していたのです。
カリーナは孤独だったかもしれませんが決して不幸ではなかったと思います。
残されたフジツボの意味とは
ただの悪夢と思いきや、濡れた床に転がる2つのフジツボ。
これは紛れもなくデイビィ・ジョーンズのものです。
よく見ると侵入者の陰も蛸の足のような動きをしていますね。
なぜデイビィ・ジョーンズが現れたのか
これが悪夢ではなく実際にデイビィ・ジョーンズが現れたのだとしたらいくつか疑問が残ります。
彼は心臓を刺されたことで死にますが、死ぬということは呪いが解けたことになるはずです。
しかもカリプソの作り出した巨大な渦に落ちていきましたから助かっているとは思えません。
しかしあの影は間違いなくデイビィ・ジョーンズでした。
デイビィ・ジョーンズの呪いは解けなかったのか
考えられるとすれば『呪いが解けなかった』ことです。
デイビィ・ジョーンズには2つの呪いがかかっていた可能性があります。
両方ともカリプソによるものですが、一つは契約違反としての呪いでもう一つはカリプソの私怨です。
ポセイドンの槍が壊れたことで解ける呪いがひとつだとすれば、彼にはもう一つの呪いが残っていたことになります。
ウィル・ターナーのその後を深読み
呪いから解放されたウィルは海辺の家で鍛冶屋として生きる決心をします。
平穏に暮らしていた矢先、ジャックが現れヘンリーとカリーナの子供をデイビィ・ジョーンズが狙っていると教えるのです。
可愛い孫のために、そして長年の悪夢の元凶を消し去るためにデイビィ・ジョーンズと決着をつける決心をします。