出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00025E1SA/?tag=cinema-notes-22
『ウォーターボーイズ』は2001年の公開映画で、爆発的な人気を誇った映画です。
男子シンクロナイズドスイミング部という、斬新なテーマで脚光を浴び社会現象を引き起こしました。
劇中で引くに引けなくなった5人の合宿の背景にはどんな事情があったのでしょう。
また観る者に強烈な印象を与えた磯村の指導方法とは一体どんなものだったのか…。
そして大注目のパンツ演目にもフォーカスを当てていきます。
後に引けない合宿
劇中では観る者を引き付ける奇想天外なストーリーが繰り広げられていました。
第25回 日本アカデミー賞 優秀作品賞
第56回 毎日映画コンクール 日本映画優秀賞
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ウォーターボーイズ
惹き付けられる映画は、上記の他にも数々の賞を受賞しています。
そんな劇中でも異彩を放っていたのが男子水泳部の水族館での合宿ではないでしょうか。
水道代と魚代
元々、自ら進んでシンクロナイズドスイミングを始めた訳ではない水泳部の5人は、いつでも逃げ出せる立場にあったといえるでしょう。
しかし彼らが唯野高校のプールへ忍び込み、魚を死なせてしまったことが大きな引き金となりました。
この時、弁償金を支払う為に後には引けない状況が生まれているのです。
しかし、まだ彼らの心にはやらなくてはいけないという受け身の決心が見え隠れしています。
どうしてもやらなくてはいけない、そんな受け身の思いです。
しかし、そんな不運が水族館での合宿へ繋がっていったのは彼らにとって幸運の出来事だったといえるでしょう。
手の力で泳げた時
劇中で磯村が彼らに出した初めての課題は手の力だけで泳ぐ事でした。
この課題をクリアした5人は後には引けない、引きたくないと実感したのかもしれません。
自分たちは出来るという漠然とした感覚を手に入れたともいえます。
やらなくてはいけない表面上の理由は、弁償金の支払いの為ですが、ひとりひとりが引けない理由は違っていたはずです。
「出来た」という小さな自信が彼らの原動力になったのでしょう。
自信が人を育てるとよくいわれていますが、劇中ではこの小さな自信の積み重ねによって5人は成長しているのです。
強化合宿の背景は磯村の嘘
結果的にシンクロ公演を成功に導いた合宿でしたが、そこには一つの思惑が潜んでいました。