出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00ZBWQ1I2/?tag=cinema-notes-22
あなたは15年後の自分にまたは、今のあなたが15歳の自分に伝えたいメッセージはありますか?
大人になった自分が過去の自分に言ってやりたいことは山ほどあるかもしれませんが、15年後の自分にメッセージを送るならそれは“希望”です。
15歳の時に15年後の自分に送るメッセージは“理想”であり、自分が尊敬できる大人の理想の姿とも言えます。
『くちびるに歌を』は中田永一の小説が原作で、「僕らがいた」「陽だまりの彼女」「アオハライド」等の三木孝浩監督で映画化されました。
公開時のぴあ満足度ランキングで第一位を獲得しています。
出演者: 新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、恒松祐里、佐野勇斗
主題歌:アンジェラ・アキ「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」
2015年2月28日にアスミック・エースより公開
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/くちびるに歌を
「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」
文庫版「くちびるに歌を」
著者中田栄一の青春小説を2011年に小学館より出版され、2013年に文庫、2015年にジュニア文庫として発刊されました。
発売当時の“本屋大賞”ではノミネート作品に選ばれ、読書メーターではおすすめランキングの1位にもなりました。
この小説はアンジェラ・アキが作詞作曲した「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」のテレビドキュメンタリーがもとになっています。
NHK全国学校音楽コンクール
「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」は、2008年の第75回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲として書き下ろされました。
劇中の中五島中学校の合唱部はこのコンクールの出場を目指して課題曲の練習に取り組むのです。
そしてこの楽曲のキャッチコピーは“あなたは、『未来の自分』に手紙を書いたことがありますか?”でした。
柏木ユキが曲のイメージを掴ませようと、生徒たちに15年後の自分に手紙を書く課題を出した演出はここからきたのかと思わせます。
サトルの15年後の自分への手紙
柏木ユリが合唱部の生徒に出した15年後の自分に宛てた手紙を書く宿題は、一部の部員には今抱えている悩みと向きあうきっかけとなります。
その一人が桑原サトルでした。彼の手紙には15年後の自分に共感しつつ寄り添おうとする15歳のサトルがいました。