彼らのやり取りに磨きが掛かったのも、実生活での仲の良さが一枚かんでいるのではないでしょうか。
アクションがグレードアップした
今回の劇中でのアクションは大勢のマスク集団を相手に、派手な格闘シーンが見所となりました。
普段はお惚けのお笑いを提供している大泉洋ですが、彼のハードボイルドな演技も人気を集めています。
コミカルにハードボイルドのカッコよさをプラスした本作は、前作から続くファンも多く8.9億円の興入を上げています。
前売り券の販売実績は前作対比170.9パーセント
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/探偵はBARにいる
当然のごとく本作を鑑賞された人も、前回よりも大きく膨れ上がっていました。
おもしろ制作秘話
製作発表などを観ても掛け合いがおもしろく、仲のいいキャストやスタッフの様子が伝わってきます。
映画作りの裏側にもおもしろいエピソードが転がっているようです。
ぶっつけ本番の演技
見所のひとつといえるのが、路面電車での格闘シーンです。
バスと違い電車はバックが出来ない為、一度撮影を始めると何駅も先まで行ってから帰ることになります。
撮影時間も限られていた為テストも出来ず、ぶっつけ本番の撮影をしたようです。
電車から落とされそうになるシーンは、相当な恐怖を感じながらの撮影だった、と主演の大泉洋は振り返っていました。
喫茶店での爆笑シーンはアドリブ
劇中に登場する「モンデ」での峯子とのやり取りは、観ていて笑いを誘うシーンとなっています。
何とこのシーンはアドリブの連続なのです。
「俺」が何語かわかない言葉を話す場面は、直前に松田龍平がスマホで調べたものをそのままアドリブとして使用したそうです。
そんなアドリブが採用されてしまうのも、本作の醍醐味ではないでしょうか。
カメオ出演
本作は東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を原作としています。
今回はこのシリーズの5作目となる「探偵はひとりぼっち」が元になって作られました。
そして、原作者である東直己が劇中にカメオ出演しています。
ベッドでお酒を飲んでいる患者さんがいたことを覚えているでしょうか。彼こそが東直己です。
あまりにも場に馴染んでいるので、見逃してしまった人も多いのではないでしょうか。
笑って、涙できる感動の名作
小説を元にした映画ということで、すでにあらすじを知っているという人も十分に楽しめる内容となっていました。
コミカルさに磨きをかけ、派手なアクションと感動のラストシーンが見事にマッチした作品です。
細部まで楽しめる演出は、何度観てもまた観たくなる娯楽性の高い映画といえるでしょう。