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ホラー映画の金字塔『ハロウィン』の40年後を描いた、『ハロウィン(2018)』(原題:Halloween)。
殺人鬼マイケルとローリーとの最終決戦を手に汗を握りながら観た方も多いことでしょう。
なぜマイケルはローリーを狙うのか、そして護送車事故の原因は何だったのか?
マイケルの生死の真相についても考察しながら『ハロウィン(2018)』の謎に迫っていきたいと思います。
護送車事故の原因は何だったのか?
マイケルを乗せた護送車が事故のため大破。ブギーマンがハロウィンの夜に放たれました。
この事故の原因は一体何だったのでしょうか?
3つの仮説を立てて考察を進めていきます。
マイケルが運転手らを襲った
まずはマイケルが運転手らを襲った可能性です。
護送の前にマイケルに記者らがマスクを見せたことで、明らかにマイケルの意識変わったように見えました。
この瞬間、マイケルは再度目覚めたのではないでしょうか。
驚異の身体能力を持ったマイケルならば、警備が手薄となる護送車で運転手を襲うことなど容易でしょう。
サルテイン医師がマイケルを逃がした
サルテイン医師は、マイケルの研究に狂気じみた執着をみせていました。
また、主治医とはいえ護送にまでついて来ようとするのにはそれなりの理由があると考えられます。
マイケルの反応や行動を観察するため、サルテイン医師が逃がした可能性もあるでしょう。
運転手を襲うこともサルテイン医師であれば簡単に行えるはずです。
運転手のミスなど偶発的な事故
交通事故である以上、運転手のミスなど偶発的な原因も考えられるでしょう。
事故当時は夜でなおかつ霧も深かったため視界が悪い状態だったはずです。
道路形状は複雑ではありませんが野生動物などが飛び出してきた可能性も否定できないでしょう。
ローリーを執拗に狙う理由
マイケルは護送車から逃げた後、執拗にローリーを狙い続け、ローリーの自宅で死闘を繰り広げます。
ここではマイケルがローリーを狙い続ける理由について考察してみましょう。
血を分けた兄妹
マイケルがローリーを狙う一番大きな理由は血のつながりといえるでしょう。
人生の多くを州の病院で過ごしたマイケルにとって他者との関わりの中で、血のつながりが大部分を占めているのは当然です。
そして姉を殺し、両親が事故死したマイケルにとって血のつながりのある家族はローリーとその子どもや孫たちであります。
マイケルがローリーを狙うのは、DNAや遺伝子に組み込まれている何かに導かれているのではないでしょうか。
被害者と加害者
サルテイン医師が研究していたテーマの一つが被害者、加害者の相互の影響についてでした。
過去にマイケルに襲われたローリー。2人は知らず知らずのうちに影響を与え合い、そして自然と引き合う運命にあったとも考えられます。