カーターは死の予定が無かったアレックスに助けられ、リストの次に名前があったビリーが死ぬことで死神のシナリオから逸脱。
不幸はそのままクレアやアレックスへと移行し、カーターは死のシナリオから外れました。
命をもってシナリオを改変
アレックスは次に死ぬであろうクレアを守るために、あえて自ら死を招き入れます。
電気ショックで一時的に死んだアレックスはスキップ機能でクレアを守り、自分自身も死から復活することで運命に打ち勝ったのです。
1つ誤算があったといえば、死神が書き換えれば終わったはずのシナリオも再び始まってしまうというところだったのでしょう。
一周回って振り出しにもどる
半年後に落ち合った3人(アレックス・クレア・カーター)に忍び寄るのは、シナリオ改変が終わった死神の魔の手。
飛行機事故を彷彿とさせる180の数字にカーターの不吉なセリフ。
まだ お前の番なのかもな
引用:ファイナル・デスティネーション/配給会社:ギャガ
直後、瞬きの間におとずれるカーターの死。流れる音楽と不穏な空気に戸惑うも死の運命はすでに再び動き出していたのです。
一度は生存したものの、死神のシナリオに名前が載った者はその後の運命からは逃れられないのかもしれません。
予想外の死にざまがクセになるホラーシリーズ
「ファイナル・デスティネーション」は、確実に訪れる死がどのように実行されるのかが見どころになってくるホラー映画です。
シリーズを通して視聴者の斜め上をいく死に方は「来るぞ、来るぞ…」と期待してしまう妙な魅力を持っているのが特徴。
「次はどんな死に方が観られるのか」と、間髪を容れずに続編を手に取ってしまう面白さがあります。
2作目は見落とし注意
ラストシーンから続くアレックスとクレアのその後は、続編「デッドコースター」で知ることができます。
ただし、2作目のタイトルは「デッドコースター~ファイナル・デスティネーション2~」であることに注意。
3作目以降が「ファイナル・デッド~」と名付けられていることから、ついつい飛ばしてしまいがちです。
「デッドコースター」にはクレアの協力を仰ぎながらストーリーが進んでいくシーンもあるので、ぜひ続けて観て欲しいですね
もう1つのエンディング
実は、「ファイナル・デスティネーション」には公開されていないもう1つのエンディングがありました。
そこには、アレックスの死後物語が進む、3人が生き残るエンディングとはまた違った終わり方が描かれています。
映画館では上映されなかったエンディングはDVDやBDの特典として収録されているので、一度観てみても面白いかもしれません。