しかし下記のような言葉を残しています。
チーム・ライルは聡明で、協力的で、一生懸命だった。
引用:インターンシップ/配給会社:20世紀フォックス
これこそがグーグリネスなのでしょう。
ここで使用されている聡明という言葉は、決して技術力や知識だけを指すものではありません。
生き方や考え方が聡明なのです。
そして出来ないからこそ、必死になってミッションに取り組んでいます。
何よりも、チーム内でそれぞれを補いあい支え合っていたことがグーグリネスそのものだったのではないでしょうか。
いくら優秀でもワンマンプレイヤーのグレアムは決して選ばれることはなかったはずです。
ヘッドフォン男の目的
どんでん返しともいえるのが、ヘッドフォン男の正体です。
グーグルのサーチ責任者が実は彼だった、というのは驚きの展開ではないでしょうか。
ヘッドフォン男ことアンダーソンは、なんの目的で学生たちの中に入っていたのでしょう。
結果だけを見たくないから
ミッションの結果だけを見るのは簡単です。
しかしGoogleは結果だけ上げればいい、という人材を求めてはいません。
グーグリネスを持った人物かどうかを見極める為に、潜入したのではないでしょうか。
本音を聞き出す為
全部聞こえているよ、実は何も音楽は聴いていないんだ。
引用:インターンシップ/配給会社:20世紀フォックス
実際にアンダーソンはコミュニケーションが苦手なのでしょう。
しかし、音楽を聴いていないことでインターンたちの本音を聴いていたのかもしれません。
潜入し、同じ立場にいるからこそ本音が聴けるものです。
実際に、彼はグレアムがワンマンで性格もきつい人物であることを目の当たりにしています。
結果だけを見ていたら、グレアムのような人間を選択してしまったかもしれません。
Googleの非公式スローガンには下記のようなものがあります。
(従業員行動基準)には「邪悪になるな (Don’t be evil.)」がある
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/Google
登場したグレアムは、邪悪な存在を表現していたのかもしれません。
ピザ屋と契約を結べた理由
劇中、勝利のきっかけともなったピザ屋との契約。
契約を渋るピザ屋のオーナーを説得できたのはなぜでしょう。
人との接し方を知っていた
地元密着でコツコツと実績を積み上げていく方針は、本当に素晴らしい。
引用:インターンシップ/配給会社:20世紀フォックス
セールストークの見本ともなる口述です。
ビリーは、ピザ店のオーナーの考え方を否定することなく、オーナーの心に刺さるセールストークを展開しました。
例え自分たちが正しいと思っていても、相手の意見を否定するような話方では相手は心を開きません。
人対人の接し方を知っていたからこそ契約を結ぶことが出来たのです。
ビジネスの恐怖を取り除いた
ピザ屋のオーナーが求めていたものは地元密着型のピザ店であり、現状維持という道です。