さらに、海の近くであればペンギンもお姉さんも食べ物からエネルギーを取らずに活動を続けられます。
また、海はその形状を変えますが、基本は球体の形で存在していました。
以上より、ペンギン・エネルギーは海から発せられている電磁波や音波のようなものではないかと考えられます。
また、海には空間や時間、物理法則を捻じ曲げる能力がありました。
したがってお姉さんとペンギンたちが具現化できるのも、ペンギン・エネルギーによるものと考えることができます。
お姉さんが生み出す生物たち
『ペンギン・ハイウェイ』でお姉さんはペンギンをはじめ、いくつかの生物を生み出していました。
ペンギン
まずは、映画の中でも無邪気に走り回りかわいい仕草をたくさん見せてくれたペンギンたち。
晴れの日にしか出現しない、海を攻撃して世界を浄化するといった点から陽としての存在といえるでしょう。
お姉さんもペンギンのことが好きと言及していたため、好きな動物が世界の修復を手伝う生物となる可能性もあります。
ジャバウォック
ジャバウォックは、ルイス・キャロルによるイギリスの児童文学『鏡の国のアリス』にある架空の生物。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジャバウォック
ジャバウォックは世界の修復を手伝うペンギンを捕食する者として描かれていました。
これはお姉さんのこの世界に留まりたいという欲望が具現化した存在と考えられます。
お姉さんもペンギン・エネルギーで活動している以上、海が消えると同時に消えてしまいました。
よってペンギンが海を消してしまわぬように無意識に生み出していたのがジャバウォックだったのではないでしょうか。
コウモリ
物語の中盤で停電をしたシーンでチェスの駒がコウモリに変化したシーンがありました。
夜の停電の暗闇やその恐怖がコウモリのイメージとなり具現化したものと考えられます。
お姉さんへと続いていくペンギン・ハイウェイ
ペンギンたちが大移動するさまを称したペンギン・ハイウェイ。
映画内でも森の中を一列になりたくさんのペンギンたちが行進をしていました。
昨日の自分を超えるため、たくさんの研究ノートを作りながら日々勉強をしている主人公のアオヤマ君。
それはまるで、ペンギンたちの行進のように努力を積み重ねていっているといえます。