山崎賢人さんの出演がなければこの作品は作られなかったといっても過言ではないくらい、このオファーは特別なものでした。
福田監督作品のキャスティングには奥さんが加わることが多く、斉木楠雄役も奥さんから勧められての配役だったそうです。
自身でも原作漫画を読んで山崎賢人さんしか考えられず、多忙なスケジュールの山崎賢人さんの空きができるのを辛抱強く待ち、出演が決定しました。
照橋心美(橋本環奈)
「キングダム」「暗殺教室」にも出演されていて、絶大な人気がある橋本環奈さんは、「斉木楠雄のΨ難」では、その女性までも虜にするほどの可愛さと顔芸が魅力でした。
無敵の超絶可愛い学園一の美少女、照橋心美役を演じています。
福田監督作品では他にも「銀魂」や「今日から俺は!!」などにも出演しており、すっかり福田監督作品常連メンバーの1人です。
山崎賢人さんが福田監督の作品に出るのは初めてだったため、橋本環奈さんの変顔や鼻の穴を広げる顔面芸を目の当たりにして「そこまでやっていいんだ」と思ったそうで、そこから一気に役に入り込むことが出来たそうです。
他にも魅力たっぷりのキャスト!
他にも、神田品助(佐藤二朗)さんや蝶野雨緑(ムロツヨシ)さん、海藤瞬さん(吉沢亮)など。
吉沢亮さんは「銀魂」にも出演しています。佐藤二朗さんとムロツヨシさんは、もはやどの福田監督作品にも欠かせない存在ですね。
「斉木楠雄のΨ難」の監督・福田雄一の魅力
「斉木楠雄のΨ難」の監督、福田雄一の魅力とは何なのでしょうか?
福田雄一が生み出す単純明快な笑い
福田監督の作品では単純明快な笑いが沢山散りばめられています。
もちろん良い意味でですが、くだらない、バカらしいと感じてしまうような笑いが多く、福田監督はインテリとかけ離れた笑いを求めています。
約2時間の映画の中に伏線を散りばめて、それを回収していくような、映画のポテンシャルを発揮するものではなく、難しいことを考えなくても誰でも笑えるのが監督の好みであり、それを目指しています。
笑いになればOKというスタンス
福田監督作品では、笑いを堪えているのがバレバレで俳優が後ろを向いていたり、完全に笑っていてマイクが声を拾っているのにも関わらずOKを出すこともあります。
それでいいの?と思ってしまうような内容でもOKを出してしまうのです。
笑いが生まれる緊張と緩和の中で、最低限必要と思われる緊張すらなく、もはや何でもありです。これは監督の求めている笑いで、とにかく笑いになればOKなのです。
これからも奇想天外な方法で笑いを誘ってくれるのでしょう。
考えさせられない映画
監督・福田雄一の魅力は考えさせられないただただ純粋に映画の世界を楽しめる考えさせられない映画も魅力の一つです。忘れられるほど、純粋にバカだなー。と楽しめる終始そんな映画です。
考えさせられない映画とは、社会になにかのメッセージや意味などを込められていなく、純粋に笑えて楽しめる映画です。