【クリミナル・タウン（ネタバレ）】犯人探しを始めた理由を考察！ケヴィンの部屋にあった真実とDが犯人の住所を教えた目的とは

受け入れられない母の病死と突然に目の前から消えてしまった親友の死。

どちらもアディソンにとっては重たすぎてまだ受け入れる準備や覚悟の伴わないものです。

変に分かった振りをするのではなく自分なりの答えを見つけようとしていたのでしょう。

痛みを伴いながら成長していく青年そのものをアディソンは体現しているのです。

ケヴィンの部屋にあった真実

恋人フィービーを半強制的に巻き込んでアディソンはケヴィンの死の真相に迫っていきます。

すると優等生であった筈のケヴィンの情報がどんどん雲行きの怪しいものへと変わっていきました。

果たしてケヴィンの部屋にあった真実とは何でしょうか？

まず1つ目にケヴィンの部屋には麻薬が入った箱が置いてあり、この時点で非常に物騒です。

幾ら犯罪の街という裏の顔があるワシントンD.C.でも麻薬を手にすることはそうそうありません。

それもケヴィンのような品行方正を地で行く優等生がまず持つようなものではないでしょう。

この事実にはアディソンとフィービーは勿論のこと何よりケヴィンの両親が最も驚いていました。

あの優等生ケヴィンが麻薬を所持していたということ自体が大きな衝撃をもたらします。

麻薬所持による次に浮上してくるのはケヴィンがギャングと繋がりを持っていたことです。

これに関しては序盤の報道が伝えていた内容との違いはないので特に違和感はありません。

このシーンで大事なのはそれを知ったアディソン達の衝撃ではないでしょうか。

真面目な優等生の親友が麻薬を所持し、挙句にギャングと繋がってさえいる。

アディソン達はここにケヴィンの深い闇を見たのでしょう。

逆にいうと人間は決して表面だけでは分からない二面性があることを知ったのです。

ここでアディソンは計画の裏にある巨大な陰謀を知ったことになります。

真実を知るとは決して答えが分かるだけでは済まされない危険な側面があるのです。

ケヴィンの部屋から見つかった真実はアディソン1人で片付けられる問題ではありません。

ケヴィンを死に追いやった背後に居る巨大な陰謀と戦うことをも意味します。

ここで本作の「生と死」というテーマが説得力をもって浮かび上がってくるのです。

アディソンはここから命がけの危険なゲームへと突入することが窺えます。

真実を突き止めようとする過程でアディソンはノエルとDキャッシュに出会います。

この内Dと名乗る男がアディソンに教えたのはマイクと名乗る男でした。

果たしてDがアディソンにマイクの住所を教えた目的は何だったのでしょうか？

まずここでDの目的はアディソンを騙してマイクに殺させることにありました。