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『GANTZ:O』は、奥浩哉による漫画原作のフル3DCGアニメとして、多くのファンから熱い支持を得た作品です。
アニメ化や実写映画化もある中、原作にかなり忠実に作られた本作は素晴らしいクオリティでガンツファンを魅了。
映画化に伴い派手な見せ場も増え、原作を知らない人でも純粋に楽しめる作品となっていました。
今回は、そんな『GANTZ:O』の中から加藤が大阪から生還できた理由を考察。
出会ったばかりの杏が加藤に協力した動機や、ぬらりひょんの正体にも注目しながら加藤が100点を取れた理由に迫ります。
生き残って帰る理由がある
本作の主人公である加藤勝は駅で暴漢に刺されて死亡しています。
再び命を得た加藤が生きるためには、GANTZの指示したゲームをクリアしなければなりません。
大阪の町に飛ばされた加藤たち東京チームのメンバーは、ぬらりひょんを倒し生還できたのでしょうか。
死者を復活させる玉GANTZ
GANTZとは、ゲーム開始前に死んだ人間を復活させる謎の黒い球体です。
知らない部屋に招かれたメンバーは、自殺者や事故、犯罪に巻き込まれた人などさまざま。
加藤を始めとする新人はみな、何も分からないままバトルスーツに着替えてゲームに参加することになるのです。
100点を取ったらクリア
ゲーム参加者は100点を取るとGANTZからボーナスを受け取れます。
ボーナスは【高性能武器・過去のメンバーの復活・ゲームクリア】から1つ選択することが可能。
ゲームクリアを選べばGANTZから解放され、2度とゲームに巻き込まれない元の生活に戻れます。
加藤勝を必要とする存在
本作の主人公である加藤勝は歳の離れた弟と2人暮らしをしていました。
加藤に生きて帰る意思を与えたのは、家に残された弟の存在です。
元々正義感の強い加藤は、自分の命よりも他者のことを考えて行動してしまう部分がありました。
そのため、地下鉄で名前も知らない人を守るために刺されて死に、大阪でも老夫婦のために戦ったのです。
大阪での戦いの中においても、加藤は何度も命を落としかけました。
そのたびに仲間が彼を救い、生きる理由を与えてきたのです。
ほんなら約束!生き残ったら、4人で一緒に住もう。
きみの弟とウチの息子と、きみとウチで!
引用:GANTZ:O/配給会社:東宝
そんな杏の言葉は、自分の命を顧みない加藤に生き残った後の約束を与えました。
弟と杏の存在があったからこそ、加藤勝は生きることに対する執着を見せたのではないでしょうか。
メンバーの存在あってこその生還
大阪でのゲームは、ぬらりひょんをラスボスに据えた百鬼夜行。
多勢に無勢のバトルでは、4人しか居ない東京チームに勝ち目はありません。
そんな中で登場したのが舞台となった大阪のチーム。
繰り返し100点を取り強力な武器を持った大阪チームは、多くの敵を雑魚のように処理していきました。
彼らの存在無くして、初心者を含む東京チーム生還の道は無かったのでしょう。
同じ正義を抱いたメンバーの存在
加藤は困っている人を見捨てられない正義の人です。