どんな悪人であれ手を差し伸べてしまいそうな彼は、死地の中心に身を置いているようなもの。
危険な場所にも真っ先に飛び込んでいくため、彼を放っておけないメンバーが幾度となく彼に手を差し伸べたのです。
同じ正義を持ちながらも行動できないメンバーは、彼を守り、彼に託すことで自分たちの正義も貫いたのでしょう。
恐怖と覚醒
弟さん、待ってるんでしょう…
引用:GANTZ:O/配給会社:東宝
身を挺して加藤の命を救った鈴木は、そのまま死んだように意識を失います。
彼の死(実は死んでいない)に直面したことで、ラスボスに対する加藤のポテンシャルは上昇。
レイカや杏と協力して原型をとどめないほど変身したぬらりひょんへと挑んでいきます。
岡の死体を目にしたことで一時的にひるむも、杏の死により再び覚醒。
大阪チームの残した武器を手に取り、西が与えたダメージに追い打ちをかけるように加藤自身がぬらりひょんを倒したのです。
100点を取れた理由は100点のボス
GANTZゲームに参加したメンバーは、バトルを通してポイントを集めます。
一回のバトルで数十点取れればいい中、加藤はなぜ1回で100点という高得点をとれたのでしょうか。
運の勝利
加藤が100点を取れた理由にはさまざまな要因が挙げられますが、1番は運が良かったからといっても過言ではありません。
ぬらりひょんにダメージを与え続けたのは、加藤ではなく、杏とレイカ、そして西の大きな一撃です。
それ以前にも、岡八郎とのバトルを通してぬらりひょんにはダメージが蓄積されていたことも考えられます。
ラストアタックを取れたという理由だけで100点を取れたのですから、加藤の運が良かったという他ありません。
単純に与えたダメージだけを見ると、西や岡、そしてレイカのほうが加藤よりも上をいっていると考えられます。
超ド級厄災の来訪
GANTZゲームに登場する敵はさまざまです。
初心者メンバーだけで倒せる敵もいれば、ベテランメンバーが全滅するほどの強敵まで。
出会う敵も運ならば、得られるポイントもその時の敵の強さに比例するというわけです。
今回のぬらりひょんは、自らを「神」と名乗る異形の存在でした。
元の姿からかけ離れた姿は、神というよりも悪魔に近く、存在だけで周囲を圧倒。
全員が死ぬ気で挑まなければならないほどの強敵だったため、1匹で100点という得点が付いていたのです。
ぬらりひょんの正体は?
神は絶対の力を持つ
この世は、そのような個が作り出したもの。あきらめるしかないのだ
引用:GANTZ:O/配給会社:東宝
悪魔のような姿に変貌したぬらりひょんは、自身が神であるかのような発言をしています。
妖怪のボスであったぬらりひょんが自分を神の1人だと言っていたのは、いったいなぜなのでしょうか。
GANTZゲームの敵は〇〇星人
GANTZは元々、玄野計という正義感を持ちながらも少しずるい考えを持った青年が主人公の漫画です。
本作では玄野が死亡中の1ゲームを上手く映像化していましたが、本編の物語はさらに奥深く展開していきます。
そんな原作のゲームの中で出てくるボスは〇〇星人と名付けられていることが多いのが特徴。
人間やオブジェなどに擬態した宇宙人を倒すという目的で、ゲームが進行していきました。
ぬらりひょんも宇宙人
原作との関連性やぬらりひょんの形態変化を見ると、やはりぬらりひょんも宇宙人であることが考えられます。