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世界中で大ヒットした『メン・イン・ブラック』の続編として製作された『メン・イン・ブラック2』。
2002年に公開されてから今でも愛される映画として世代を問わず多くファンを生み出しています。
KやJをはじめ、たくさんの個性的なエージェントやエイリアンが登場するのも魅力であるメン・イン・ブラックシリーズ。
本作でも彼らが繰り広げるドタバタ劇は見どころの一つといえるでしょう。
ここではラストにKが見せたロッカーの意味やローラの持つペンダントについて考察しながらこの映画を紐解いていきます。
ラストにKが見せたロッカーの意味
『メン・イン・ブラック』のラストでKが見せたロッカーにはどのような意味があるのでしょうか?
小さいことは気にするな
好意を寄せていたローラが地球を去ってしまい落ち込んでいたエージェントJ。
ZやK、Fまでもが過去の恋愛話をしたりアドバイスしたりとJを励まそうとしていました。
その流れでKがロッカーを見せたことから、このロッカーの中にもJを励ますという意味があったと考えられるでしょう。
ロッカーの中には、自分達の世界よりさらに大きな世界が広がってきました。
これは失恋なんて小さいことは気にするなというメッセージなのではないでしょうか。
エージェントとして認められた
Kが見せたロッカーの扉には「KEEP OUT」と大きく書かれていました。
よってロッカーの中のことはKやZなど一部のエージェントしか知らないと考えられるでしょう。
今回、ザルタの光をサーリーナの手から守るという大きなミッションをやり遂げたJ。
エージェントとしてKからも認められた結果としてトップシークレットであるロッカーの中身を共有したのではないでしょうか。
人間が世界の頂点に君臨しているわけではない
人間は無意識のうちに自分達がこの世界の頂点であると考えてしまってはいないでしょうか?
地球の危機を救い、失恋しているとはいえ調子に乗りやすいJの性格を見抜いているK。
さらに上の次元の世界を見せることで上には上がいると分からせる意味合いがあったと考えられます。
また、人間が頂点ではないと観客へのメッセージも込められていたのではないでしょうか。
ローラがペンダントを持っていた理由
ローラがこの映画のストーリーで鍵を握るペンダントを持っていた理由について考察していきます。
ローラ自身がザルタの光だったから
ペンダントがザルタの光そのものではなく出発点を示すものであることがKの口から語られます。