神や神霊の存在を信じ、ずっと祈り続けている彼女の周りに加護が宿り、息子のジョンが助かるよう救助隊員に助言したと考えられます。

物語終盤に事故が遭った湖の前でトミーは「神様が居場所を教えてくれた」とジョンに話すシーンがあります。

全体的に宗教色の強い映画に感じられるので、声の主は天使ではないかとも想像できます。

否定的な話を禁じた母・ジョイスの想い

激怒、動揺、人

ジョンが意識不明の状態に陥ってから、ジョイスは周りの人に否定的な話を禁じるシーンがあります。

彼女はどのような思いで否定的な話を禁じたのでしょうか。

考えられる理由は以下4点あり、どちらか1つというわけではなく、全て考えた上で発言した可能性があります。

1.息子はまだ生きている

絶望的な状況から息を吹き返し、死亡判定が出ないまま意識不明のジョンは眠り続けています。

意識不明とされている状態でも人の声は聞こえていると言われています。

まだ生きているかもしれないジョンの前で、死んだように扱われる話を聞かせたくない気持ちがあったと考えられます。

また、息子は必ず神が助けてくれると信じ続けているジョイスにとっても不愉快に感じてしまう話なので禁じたと想像もできます。

2.息子を信じている

意識不明のままベッドで眠り続けるジョンに対し、ギャレット医師は彼を助けることを諦めかけていました。

ですが、ジョイスはギャレット医師の言葉を信じず、ジョンを『戦士』と呼んでおり、目を覚ますのを信じています。

周りから残された時間を受け入れるべきだとも意見されても、彼女は諦めずに息子の目覚めを信じ続けます。

自分一人だけ息子が目覚めるのを信じている中で否定的な話を話されていると、信じ続けている人からしたら面白くはありません。

否定的な話を聞きたくないがために禁じていると考えられます。

3.言霊の力を信じている

キリスト教も日本同様に言霊の存在は信じられているようです。

ジョンは助からない、死ぬまで待機している旨の話を聞いたジョイスは、言葉通りになってほしくないと考えて禁止したと考えられます。

4.息子が死ぬことを受け入れられない

ジョンとジョイスは養子と養母の関係にあたります。

そしてジョイスは養子のジョンを実の息子のように可愛がっており、彼との心の距離に頭を悩ませています。

捨て子のジョンを拾った親として息子に尽くしてきた彼女は、急に息子が死ぬかもしれない事実を受け入れられないと考えられます。

奇跡の生還を果たしたジョンが湖を再び訪れた理由は?

ボートハウス、コテージ、海

物語終盤でジョンは湖を訪れたシーンがありますが、なぜ彼は事故現場を再び訪れたのでしょうか。

想像できるのは、絶望的な状況下で自分はなぜ助かったのかと考えるためだと思われます。

ジョンの奇跡的な生還は端から見て神の手で助かったように見えます。

そのため、不運にも身内が亡くなった経験のある人からは不公平に感じてしまいます。

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