劇中でも志乃は店長に告白をした瞬間から、一気に気持ちが加速しています。
一歩踏み出してしまえば、好きという気持ちを認めるのは簡単なことなのでしょう。
恋に落ちることは簡単でも、恋愛をするのはとても難しいことです。
しかし、本作では恋愛を簡単にする方法を示していました。
「話すべきことを話すこと」が恋愛をたやすくするヒント
恋愛は、大人になったからといって上手くできるものではありません。
劇中ではそんな難しい恋愛をたやすくするヒントを提示しています。
劇中には「話すべきことを話すこと」として恋愛のヒントが述べられています。
志乃と京志郎が恋愛をこじらせてしまった理由を紐解いていきましょう。
あかりのことが不安でも聞くべきだった
もう変なこといわないから、嫌われるから
引用:ピースオブケイク/配給会社:ショウゲート
志乃は嫌われたくないという気持ちから、あかりに関する言葉を我慢しています。
あかりに関して遠慮をしていたがために、不安が大きくなり少しづつ溝が出来てしまったのでしょう。
あかりのことを聞いたら京志郎との関係が壊れてしまう、そんな不安もあったのでしょう。
二人はもっとあかりについて話をするべきだったといえます。
田中が誰なのか
もうひとつ、志乃は田中に疑問を持った時に気持ちを抑え込まずにすぐに聞くべきだったのかもしれません。
しかしその時、志乃が出した幸せな恋愛の方法は下記のものでした。
ただ目に見えていることだけを信じていればいいの
単純なことよ
引用:ピースオブケイク/配給会社:ショウゲート
有名な小説「華麗なるギャッツビー」の中でも、女の子はバカな方が幸せになれるといった言葉があります。
同じように志乃は気がつかないふりをして、幸せになろうとしたのではないでしょうか。
しかし、好きという気持ちをそう簡単にコントロール出来るはずはありません。
好きだからこそ不安になり、携帯電話を確認したのでしょう。
我慢をしていた分、大きな反動となって二人の別れに繋がっていきました。
とはいえ、聞けば自分の幸せを壊すことが分っていてなかなか切り出せる話でもありません。
京志郎は志乃に話すべきだった
実際に全てを話せる男性はどのくらいいるでしょう。
おそらく少数派だと思います。
しかし京志郎があかりのことを志乃に話していたら、二人の関係は壊れることがなかったのかもしれません。
京志郎は優しすぎるダメな男です。
だからこそ、志乃に相談することで自分の行動にストップをかけられたのではないでしょうか。
現実にも、好きだからいえないことは沢山あります。