金銭的な問題は残ったののポルターガイスト現象は無くなり、普通の生活ができるようになったのです。
ペギーが寿命を全うするまでその家で生活できたシーンがあったことからも、悪魔は完全にいなくなったと分かります。
霊となって表れたビルは、悪魔に使役さえしなければホジソン家に害をなす存在ではなかったのかもしれません。
現実のエンフィールドでは
現実のエンフィールドでは映画のような劇的な悪魔祓いは実行されていませんでした。
数あるポルターガイストの原因と解決策が不明だったように、本件に関しても解決策は不明のまま。
いつの間にかポルターガイスト現象が起こらなくなり、あっさりと消えてしまったようです。
また、実際のエンフィールド事件における悪魔の存在は確認されておらず、シスターの悪魔は映画の演出。
老女や子供の霊の目撃情報はあったものの、ビルのような老人やシスターの悪魔は確認されていません。
ロレイン・ウォーレンはエクソシストだったのか
悪魔祓いは本来教会の神父の役割と言われています。
しかし、作中では悪魔ヴァラクと対峙したのはロレインであり、彼女自身が悪魔を祓いのけていました。
真名による支配
ロレインは予知夢の中で過去や未来、現在進行形で起こっている超常現象を見る不思議な力をもっていました。
今回対峙した悪魔の名前も夢の中で知ることができたもの。
悪魔の真名を知ることができたからこそ、名による支配で悪魔を退けられたのです。
しかし、この真名による支配はエクソシスト(悪魔祓い)というよりも、悪魔召喚におけるルールにも感じられます。
自身が呼び出した悪魔であるなしに関わらず真名によってヴァラクを支配できた辺りは、少々強引な展開だったのかもしれません。
ウォーレン夫妻の実力
ウォーレン夫妻は、妻のロレインに強い霊師能力があるように感じられます。
しかし、夫であるエドも夢で見た悪魔シスターを描いており、ロレインほどではないにせよ予知夢を見ていたことが伺えます。
異質な力を持つロレインを支える夫婦というだけではなく、彼らは2人とも霊と繋がる力をもっていたのでしょう。
ジェームズ・ワン監督の代表作
『死霊館 エンフィールド事件』は、ジェームズ・ワンの代表作ともなる死霊館シリーズの魅力を盤石なものとしました。
悪魔映画を多く手掛けている中でも、サスペンスやドラマ要素が強く描かれている魅力溢れるシリーズとなっています。
エド演じるパトリック・ウィルソンがなぜ悪魔に狙われたのかなど気になる点も多く、シリーズの続編も気になるところ。