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映画『フィフス・ウェイブ』はリック・ヤンシーの原作小説を実写化したSFスリラー映画です。
監督は『アリス・クリードの失踪』で有名なJ・ブレイクソン、主演をクロエ・グレース・モレッツが務めました。
製作をトビー・マグワイアが担当し、キャシーたちの日常に突如訪れた宇宙船と災害が地球を襲います。
SF設定でありながらもそれぞれのキャラクターの人間関係や友情などのドラマが本作の見所です。
本稿ではエヴァンの生死の真相をネタバレ込みで考察していきましょう。
また、アザーズが子供たちを兵士にする理由や人間同士で殺し合わせる意味にも迫っていきます。
5段階の侵略
本作がSF映画として凝っていると感じさせる所は何といっても5段階の侵略にあります。
これらは何の合理性もなさそうに見えて、実はきちんと意図があるのです。
それぞれ暗黒・災害・疫病・寄生・洗脳とどんどん規模が縮小化していきます。
これらの恐ろしい所は5段階の攻撃の内第3段階までは現実世界に実際起こっていることです。
文明の危機が奪われた生活、頻発する地震と津波、更に世界規模で起こる疫病は現実化しています。
では寄生と洗脳はどうなるかというと、もしかしたらこれから起こることなのかもしれません。
そういうことを念頭に置きながら本題を考察していきましょう。
エヴァンの生死の真相
本作においてエヴァンは人間であると同時に実はアザーズ側でもあったのです。
1度はキャシー達から絶縁宣言されるもラストで見事な活躍を見せキャシーと恋愛関係に。
直後また会えるといって去って行きましたが、彼の生死の真相はどうなるのでしょうか?
キャシーの為に戦い続ける
まず1つ目にエヴァンは恐らく恋人キャシーの為に戦い続けるのではないでしょうか。
彼女とはキスのみならずお互いに腹を割った話をした上で体を重ねたりしているのですから。
そこまで出来る彼はそれこそ人類の希望として死ぬことなく戦い続けるでしょう。
キャシーがラストでいっていたように、希望は人類の弱さであると同時に強さでもあります。
どんなに辛い絶望の中でも常に希望を持ち続けることが示されているのです。
仲間たちとの再会
2つ目にキャシーの為だけではなくベンら仲間たちとも再会を果たすのではないでしょうか。
最終的に人類はキャシー達を除いて9割ほどが死んでしまいました。
しかし、そんな中でもキャシーやベンらは生き残り、今も逞しく生きています。
人間、極限状態に追い込まれたら追い込まれたで意外と何とかなるものです。
生存本能も強いですからそう簡単に滅びることはなく生活出来るでしょう。
ですからエヴァンもまたそんな生き残った仲間たちとの再会を果たすと推測されます。
続編への伏線か?
3つ目に考えられることはこの結末自体が続編への伏線ではないかということです。