メンバーが集まったばかりのインディアンズを試合で完璧に打ちのめし、プレーオフで最後に戦ったチーム。
因縁の相手であることがインディアンズを奮起させました。
最初に負けたヤンキースに勝利することで、インディアンズの成長を映画は描いています。
チームの成長は、即ち各選手の成長でした。
インディアンズが優勝できた理由
弱かったインディアンズは何故優勝できたのでしょうか。
チームがまとまれたから
インディアンズが優勝できたのは、共通の敵があることでチームがまとまれたからでした。
もともと、はみ出し者の集まりなので自分勝手な部分もあった選手たち。
ですが、野球以外後がないという境遇は共通していました。それ故に、レイチェルの企みを許すことはできませんでした。
野球を愛する気持ちにおいても、選手は同じだった。その気持ちが彼らを奮起させ優勝させたのです。
まとめ役ジェイク
ベテランとして野球を知り尽くしているジェイク。野球を愛する気持ちも人一倍です。
そして、ルーキーの面倒見がよい。リッキーをいびり、怪我をするプレーを避けるロジャーを叱責するジェイク。
それがなければ、ロジャーが真剣に野球に取り組むことはありませんでした。
劇中ではヤンキースとの決戦時に、リッキーに発破をかけたロジャー。わだかまりを捨てそれができたのも、ジェイクの叱責あってこそ。
ジェイクがいなければヤンキースは優勝できませんでした。
選手たちの成長
インディアンズ優勝の裏には選手たちの成長がありました。それはどういったものだったでしょうか。
リッキーの成長
作中で最も成長した選手がリッキーです。
最初は勝手にユニフォームを改造したり、チームメイトと衝突したり勝手な行動が絶えなかったリッキー。
リッキーの一番の欠点は感情的になりやすい所でした。
しかし、勝利を重ね周囲から認められるにつれてそうした感情的な部分は鳴りを潜めていきました。
ヤンキースとの試合で先発を違う選手にするという指示にも、チームのためならと素直に従ったところからもそれがわかります。
このチームのことを考える気持が、インディアンズを勝利に導くピッチングをさせました。
ロジャーの成長
ルーキーいびりが好きで将来のために危険なプレーを避けていたロジャー。