その上で人類を完全に追いつめることが合体の目的だったのです。
確実な勝利を収めるため
合体のもう一つの理由が確実な勝利を収めるためです。東京での戦いでは、戦況は五分五分で一進一退の状況でした。
そのため、合体が無ければそのまま三体の怪獣が倒されていた可能性も十分あります。
基地を襲い、訓練を積んだイェーガーのパイロットたちは倒し切ったはずだった。
ニュートンにとっては、新米パイロットだらけのイェーガーがここまで戦うことは予想外だったと考えられます。
そのため、このままの状態ではなく確実な勝利のために怪獣を合体させました。
マコが証拠を掴めた理由
死の間際、マコは何故敵の正体の証拠を掴めたのでしょうか。
登録されていないイェーガー
マコが掴んだ証拠とは、シベリアの廃棄されたイェーガー燃料工場の場所でした。
彼女がこれを証拠として掴み送信しようとしたのは、シドニーを襲ったイェーガーが未登録の機体だったからです。
元パイロットとして常にイェーガーに携わってきたマコは、様々なイェーガー関連の知識に精通していました。
当然、イェーガーの部品を作る場所についてもです。
だからこそ、登録の無いイェーガーを製造できる場所があるとすれば廃棄された場所しかないと気づけたのです。
ジプシー・アベンジャーと似た敵
突如現れた敵であるオブシディアン・フューリーは、全体的な姿や腕の剣などジプシー・アベンジャーに似ていました。
この機体は前作の主役機であるジプシー・デンジャーの後継機で、プリカーサーにとっては忌まわしい存在とも考えられます。
わざわざそれに似た存在を作ることに感じるプリカーサーの怨念。
ですが、皮肉にもオブシディアン・フューリーがイェーガーの形をしていたこと自体がマコにそれをつくれる場所を教えるヒントになりました。
プリカーサーは自ら墓穴を掘るミスを犯しました。
最期の宣戦布告の真意
映画のラスト。ニュートンに宣戦布告したジェイクの真意は何でしょうか。
人類の決意表明
平和な時を過ごしていた人類が再び迎えた怪獣の襲撃。これにより、人類は平和が一時のものであることを知りました。
映画ではあるかもしれない怪獣の襲撃に備えていたPPDC。しかし、それはあくまで防衛を念頭に置いていました。
そのことは技術的な問題も有れど、映画の中で10年間プリカーサーのいる場所に進攻しようと唱える人間がいた様子がないことからも窺えます。