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『ゾンビランド:ダブルタップ』は2019年に日本とアメリカで公開されたゾンビ洋画です。
2009年に公開された『ゾンビランド』の続編であり、前作から10年後の設定になります。
主人公は前作と同じくコロンバスで、前作の主要人物4人がホワイトハウスに住んでいるところから物語の始まりです。
前作から10年の時を経て、お互いの関係性が深まり、不満を抱いたウイチタとリトルロックがホワイトハウスから出て行きます。
後にウイチタがホワイトハウスに戻り、リトルロックが居なくなったことを聞いたコロンバスたちが探しに行くのが物語の流れです。
ここではコロンバスが最後に語った家の意味などを考察していきます。
フラッグスタッフとアルバカーキが出てきた理由
物語中盤にコロンバスとタラハシーに性格が似たコンビのフラッグスタッフとアルバカーキが出てきます。
映画の登場人物としては性格が似ていてキャラ被りに見える2人は、なぜ登場したのでしょうか。考えられる要素は2点です。
前作と今作の対比
コロンバスたちは彼が考案したルール、フラッグスタッフとアルバカーキはフラッグスタッフが考案した戒律に従って生き延びてきました。
コロンバスたちは今作に対して、フラッグスタッフたちは前作のコロンバスたちと考えれば分かりやすいでしょう。
若干の違いはありますが、2組は似たようなルール(戒律)で生きてきたことから、前作との比較を出していると考えられます。
物語を見る限り戒律は45個、ルールは73個と気をつけるべき項目はルールの方が多いです。
結果的にフラッグスタッフとアルバカーキはゾンビ化し、コロンバスとタラハシーの2人に襲い掛かります。
ゾンビ化した2人をコロンバスたちが殺している場面から、前作に比べて今作が勝っていると訴えているようにも考えられるでしょう。
コロンバスとウイチタの関係を修復させる流れを作るため
物語は前作の主要人物の男性陣と女性陣が喧嘩別れすることから始まります。
ウイチタはリトルロックを探すために一度戻りますが、関係の完全修復には至っていません。
そこでコロンバスの前に自分と似た人物を登場させることにより、コロンバス自身を見つめ直させる機会を与えたのではないでしょうか。
ウイチタは本心を告白していましたが、コロンバスは気付いていません。