そもそも人はなぜ嘘をつくのでしょうか。

恐らく人は太古の昔から嘘をついていたに違いありません。そして未来においても人は嘘をつき続けるのでしょう。

人はどのような動機で嘘をつくのでしょうか。人が嘘をつく動機にはカテゴリーがありそうです。

嘘をつかない人間はいるのか

嘘をついたことがないという人は大嘘つきです。また嘘をつかれたことがないと断言する人もよほど人に感心がないか嘘つきに違いありません。

人は嘘をつける動物であり、少し乱暴ないい方をすれば嘘がないと生きていけない動物なのです。

当たり前ですが、人は人工の世界に生きています。もはや自然界の中で本能だけで生きていくことは出来ません。

作り物の世界に嘘はつきものです。自分自身や相手に都合が良ければ人は嘘をつきたくなります。

嘘は人を傷つけてしまうこともありますが、椿姫の物語のように相手のために自己を犠牲にするような嘘をつくことさえあり得るのです。

異性を引きつけるための嘘

男性であっても女性であっても異性にいいところを見せようとするのは種族保存本能の一部です。

人は自分の遺伝子を少しでもいい形で残そうとするために、できるだけ優れた異性を求めます。

そのためには現実以上に自分を優れた個体としてアピールする必要があるのです。ここに嘘が生まれます。

香菜を巡る男性の多くはこのようにして嘘をつくのです。もちろんその嘘には香菜を傷つけてしまうような許されざる嘘も存在します。

緊急避難的な嘘

人はまた追い込まれた状態に陥ったとき緊急避難的に突発的嘘をつきます。

突発的ですから、計画性はありません。場合によってはその嘘をカバーするためにさらなる嘘を重ねなくてはならなくなります。

香菜の母親は恐らく彼女の嘘を見抜いていたのではないでしょうか。

「嘘でしょう」と問い詰める代わりに、それなら会いに行くとやんわりたしなめたのかも知れません。

【ダウト~嘘つきオトコは誰?】に見る人間の嘘の本質

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この作品はゲームアプリを下敷きにしながら、映画ならではの物語性とメッセージ性をうまく表現しています。

コメディ的な要素もあり、もちろん娯楽映画としても気楽に楽しむことが出来ます。

たくさんの嘘の中で香菜は人の嘘の本質に気づきます。

運命の人と見事ゴールインしてしまうのは出来すぎといえば出来すぎですが、決して後味の悪くないエンディングに仕上がっているといえるでしょう。

それにしても、ラストで「その表情は僕だけにしてくれ」という唯川に対して何のてらいもなく頷く香菜に嘘はないのでしょうか。