実際には組を抜けた後に陰湿な嫌がらせを受けているケースも多く、ヤクザの世界は抜けるのが大変だといわれています。
マサシはタイでの生活を決意しているようなので、すんなり足抜けが出来たのかもしれません。
かつてジンはマフィアから足を洗っていますが、彼女はタイ国内で生活しており相当のストレスを抱えていたと考察出来ます。
シングルマザーとして生きてこれたのは、娘への愛情がなせる業なのかもしれません。
アクションが凄すぎる作品
本作品はアクション映画で有名なプラッチャヤー・ピンゲーオ監督の作品であり、美少女のジージャー・ヤーニンのカンフーが話題となりました。
劇中のゼンは身体能力に恵まれた少女ですが、ゼンを演じたシージャーはCGやスカウトマンなしで撮影をこなしています。
オマージュがある
この作品内にはうまい具合にオマージュが埋めこまれていました。
見たものを自分のものに出来るゼンは、テレビで見たカンフーを真似出来るという設定なのです。
これは、オマージュしたい作品を上手く取り込める構成となっています。
カンフー好きなファンなら「ドラゴン危機一発」のブルース・リーへのオマージュに気がついたのではないでしょうか。
怪鳥の如く鳴くゼンの姿は必見です。
「チョコレート・ファイター」はアクションを堪能したいという人に、是非おすすめしたい作品といえるでしょう。
Martial Arts Trickz
劇中これまでにない戦いが繰り広げられていきますが、ジャージ姿の男性が繰り出した技はMartial Arts Trickzです。
これは実際に存在している技で、格闘技にブレイクダンスをプラスしたもので見応えのあるシーンを演出していました。
NG集が話題
本作品は本編もさることながらラストで流れるNG集が凄い、と注目を集めています。
ほとんどのシーンをCGなしのリアルな映像で撮影しており、観る者の度肝を抜くNG集となっていました。
華奢な主人公ジージャーですが、アクションシーンは全て本人がおこなっており他に類を見ない存在感です。
国内では考えられない手法で、だからこそ観る者を圧倒するアクション作品なのかもしれません。
最後のNG集を観た後で、再度本編を観たという人も多いようです。
豪快なアクションは観返す人が続出
『チョコレート・ファイアター」は好きなお菓子がチョコレートという可愛い姿と、真似出来ないクールなアクションが魅力の映画です。
アクションとして高く評価される作品ですが、ストーリーの方も深読みしていくとなかなか魅力的なのではないでしょうか。
男女の愛情や親子の愛情、それらが彼らの原動力となっています。
本作で主役を演じたジージャー・ヤーニンは、今後の作品からも目が離せない注目の存在になりそうです。