作中で、前作で死んだと思われていたコーツフライシュが「ヴリル・ヤー」というエネルギーで生き永らえていたことが明らかになりました。
そのエネルギーが与えられる限り彼らは不死身。
見方を変えれば、一度確かに死んだもののそのエネルギーのお陰で生き返った。そういう意味では甦ったとも言えるかもしれません。
どちらにしても、彼らが過去から生き続けていた存在であることに間違いはありません。
何故表舞台から姿を消したのか
不老不死に近いヴリル族の偉人達。彼らは何故歴史の表舞台から姿を消すような活動をしていたのでしょうか。
歴史の違う偉人達
偉人達の中にはチンギス・ハーンもいればヒトラーもいました。サッチャーもいるなど、史実では生きていた時代がそれぞれバラバラです。
不死身のヴリル族なら、これほど時代が違う人物に成りすまさなくても一人の指導者として活動してもよさそうなものです。
その前に、堂々と強大な力を振りかざして人類に戦いを挑んでもよさそうな気もします。
彼らがそうしなかったのは、何かしらの理由がありそうです。
人類との全面戦争を恐れていた
ヴリル族は確かに不死身の存在ですが、数の上では人類と大きな差があります。
そのため、仮に彼らの障害がばれて全面践祚になってしまったらヴリル側に勝ち目がなかったと推測できる。
本作で、たった数人の主人公オビ達によって壊滅させれていることからもそれは明らかです。
そのため彼は指導者になりすまして、人類を裏から操るといった回りくどく時間がかかるやり方を取らざるをえませんでした。
時間だけは彼らにはたっぷりとありました。
入れ替わりの可能性
作中では人間ではなかったことが明かされた偉人達。しかし、別の可能性も考えられます。
偉人達が入れ替わられた可能性
ヴリル族の詳しい生態系はわかりませんが、偉人達にはよく知られているようにそれぞれの子ども時代があります。
ヴリル族が人類のように子孫を残していく生物なら、彼らの親もヴリル族と考えられます。
しかし、ただでさえ時間のかかる指導者になりすますという行動を子ども時代から行うとなるとかなり手間がかかるように感じられる。
人間の運命は単独の力だけで決まる程簡単なものではありません。不確定要素が多すぎます。
それを考慮すると偉人に小さい頃からなりすますというのは成功率がとても低いことのように感じられます。
そこで考えられるのが「入れ替わり」の可能性です。
入れ替わられた偉人
ヴリル族は、人類をリサーチしながら将来的に革新的な何かを起こす才能を持った人間に目を付けなりすました。