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「海の上のピアニスト」はティム・ロス主演で、日本では1999年12月18日に公開されたイタリア映画です。

豪華客船の中で生まれ、生涯一度も船を下りる事のなかった天才ピアニストの物語で、監督・脚本はジュゼッペ・トルナトーレが務めました。

今回は「海の上のピアニスト」から1900が断固として船を下りなかった理由、映画内のピアノ演奏対決シーンが作品に及ぼす影響を徹底考察していきます!!

1900が船を下りなかった理由

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船の中で生まれ育った1900(ダニー・ブードマン・T.D.(Thanks Danny)レモン・1900)は生涯一度も船を下りる事なくその人生を終えました。

彼が船を下りなかった理由とは一体何だったのでしょう?

その理由を考察していきたいと思います。

陸は自分の居場所ではないと思った

産まれた時から船の中で暮らしていた1900にとって、船以外での生活は考えられなかったといえます。

普通の人にとって生きる場所とは家であり家族ですが、1900にとっては船そのものが自分を育ててくれた家・家族のような存在だったのです。

どこで生きても人生は続き、やがて終わりを迎えます。

喜び・悲しみ・怒り・楽しさ、そういった全てを船の中で経験してきた彼にとって、陸地に下り立つ事はさほど重要ではなかったのです。

船で生きる事こそ、1900にとっては意味があったのでしょう。

彼には陸地の生活は魅力的には思えず、自分の居場所ではないと考えていたからだといえます。

帽子に自分の生き方を賭けた

(エイト) 8(eight)シンプルなネクタイ生地中折れハット黒帽子

ある一人の女性に恋をし、一度は船を下りようとした1900ですがタラップを下りる途中で彼の足は止まってしまいます。

彼の目に映ったのはニューヨークの数え切れないくらいの高層ビルの群れでした。

そこは人間の生きていく場所ではないように彼の目には映ったのでしょう。

1900は被っていた帽子を投げます。

それは彼にとって賭けのような選択だったといえます。

どんな賭けかというと、それは帽子の落ちる場所によって自分の生きる地を決める賭けです。

帽子は陸の方ではなく海へと落ちました。

帽子が海に落ちたのだから、陸は自分の生きる場所ではなく運命を共にする場所でもない。

そう思ったからこそ、彼はタラップの途中で船へと引き返したのです。

全てを物語る台詞

老朽化に伴い、爆破される事になった船。

しかし1900の親友であり、唯一心を開ける相手であったマックスは1900がまだ船内に残っていると考え、彼を探します。

船内で再会を果たしたマックスに1900はこういった主旨の台詞を言うのでした。

船には始まりと終わりがあるけれども、街には88の鍵盤が無限に続いていて、それを弾けるのは神だけだと。

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