映画では、銀行が税金によって救済されたことが描かれています。マークがどれだけ苦悩し、憎んでも銀行は生き残る。

どれだけ儲けても、マークにとっては後味の悪い結末です。

見方によっては、自分が憎んだ銀行と同じになったことでマークは敗北したともとれる。

経済の崩壊、国の危機。そのような状況に置いて、勝利者など存在しないのかもしれません。

主人公達は悪なのか

生きる力 引き算の縁と足し算の縁 (角川書店単行本)

経済が破綻することがわかりつつも、自分達の儲けのために紛争する主人公達。

しかし、そんな彼らの姿を金の亡者と感じる人もいるでしょう。たしかに、その見方もできます。

しかしながら、どれだけ先見性があっても彼らは皆一人の小さな人間にすぎません。

彼らだけの力では、できることに限界があるのです。その証拠に、彼らの話を聞いた作中の人物達は信用せず笑っていました。

皆、経済危機など起こらないと思っている。それはあり得ないことだと。しかし、あり得ないことは起こってしまうもの。

そんな状況では、自分が生きるために必死に道を探すことは人間として当然のことです。

主人公達は、人として当たり前の選択をしたに過ぎないと考えられます。

お金に対する教育の必要性

「マネー・ショート華麗なる大逆転」を観た後、私たちは何ができるのでしょうか。

お金に関しての理解を深める

節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本

私達が普段当たり前のように使っているお金。様々なお金を増やす方法がありますが、上手い話や怪しげな話も多くあります。

映画で描かれていたように、実体のわからない金融商品の取引が続いた結果サブプライムローン危機が起こりました。

もし、多くの人にその実態を見抜く力が備わっていたら状況は変わっていたかもしれません。

そして、そのような出来事は今後もいつか必ず起こる。起こらないと思っていたことが起こることは歴史も証明しています。

そのようなことにならないために、全ての人々がお金への理解を深めることが必要です。

教育にお金のことを組み入れる

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

人生に必要なことだからこそ、教育としてお金のことを学ぶ機会が必須であると考えられます。

学校で学べると良いのでしょうが、小学校や中学校でそのチャンスを得ることは難しい。

そのため、家庭で家族間で子どもにお金の教育をすることが大事になると考えられます。

それは社会に出て働き、お金に常に触れている親だからこそできること。