出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B0711QB71Z/?tag=cinema-notes-22

【ハドソン川の奇跡】は実際にアメリカで発生した航空機事故をクリント・イーストウッドが映画化したものです。

知られざる事実を暴くというよりも、奇跡の生還劇を成し遂げた機長の内面に切り込んだ作品といえます。

この作品では人間という要素がこのようなインシデント(事故)にどのように作用するのかリアルに描かれているのです。

208秒の間にコックピットの中で何が起こり、どのように物事が決断されていったのでしょう。

何ともいえない緊迫感がひしひしと伝わってくる作品です。

【ハドソン川の奇跡】に見る人的要素

ハドソン川の奇跡
機長のサリーが公聴会の席で「シミュレーションには人的要素が加味されていない」と主張した意味はどのようなことだったのでしょうか。

もしこの主張が取り入れた再シミュレーションが行われなければサリーたちは苦境に陥ったことでしょう。

ハドソン川への着水という彼の判断が誤りだったと実証されてしまうからです。

でも現実的にはインシデントにおける人的要素は極めて大きく、それを加味しない評価は意味をなさないといっても過言ではありません。

サリーが公聴会で人によるシミュレーションを依頼したわけ

simulator

サリーは公聴会においてリアルタイムでの人によるシミュレーションを要求しました。

コンピュータによるシミュレーションだけでは実際に起こった状況を再現することは不可能だと考えたからです。

ところが二組のクルーによる人的シミュレーションにおいても事故機は空港に帰還することが可能だったとされてしまいました。

サリーの目論見は裏目に出たかと思われましたが、そこには真の意味で人的要素が加味されていなかったのです。

シミュレーションに参加したクルーたちは17回も練習しており、次に何が起こるか熟知したうえでシミュレーションしていました。

サリーが公開の席で人によるシミュレーションにこだわったのは、その後行われた再シミュレーションにこそ意味があったのです。

シミュレーションはなぜ誤ったのか

公聴会では実際に二組のクルーが事故当時のパラメーターを設定した状態でシミュレーターを操縦し空港への帰還を試みました。

彼らはいつバードスタライクが起こり、航空機に何が起こるかをあらかじめ知っていたのです。

さらに様々な選択肢を検討する中で最終的に空港への帰還を決断するというプロセスも踏む必要がありませんでした。

自動的に空港への帰還が予定されていたからです。

これではコンピューターと同じで、人的な要素が入る余地が全くありませんでした。

実際のコックピットの中では次に何が起こるのか全く予想がつきません。

刻々と変化する状況において様々な選択肢から最適な決断を選ぶ必要があるのです。

そこでは人の心は揺れ動き、迷い、そしてその間も時間は流れます。

最初のシミュレーションはこのようなことから現実とは誤った結果を導き出してしまったのです。

インシデントにおける人的判断

cockpit

ハドソン川に着水してしまった機長へのNTSBによる糾弾は機長の判断ミスという人的要素に基づくものでした。

一方で同時に155名の人命を救った機長の判断も人的要素だったのです。

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