出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B018ENHBLK/?tag=cinema-notes-22

【パージ:アナーキー】はパージシリーズの2弾です。第1作の続編として制作されました。

一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が免罪されるアメリカという、途方もない設定の物語です。

パージとは誰しも心の中に持つであろう復讐心や暴力行為への憧れを利用して、社会のバランスをとろうとする試みといえます。

物語ではこれによって犯罪率や失業率が下がったとされていますが、実際に被害にあっているのは貧困層などの弱者なのです。

パージの裏ルール

映画ポスターza・pa-zi:アナーキー(フランク・グリロ)グッズ/ Adv– DS [数量限定版]

パージ政策には大衆には知らされていない裏ルールがありました。
それは殺害されようとする人を救済する者を許さないというルールです。

政府はなぜこのような裏ルールを設定したのでしょうか。その本音と実際にこれを執行する集団を見ていきましょう。

裏ルールが存在する理由

裏ルールはパージ政策を実効あるものにするために作られました。

パージ政策は大衆の自由な意志に委ねて犯罪を合法化するものですが、本質的な目的は人工的な人口調整ともいえます。

犯行のターゲットは主に防衛手段や攻撃手段を持たない貧困層に向けられるため、これらの層の全体数を減らすことができるのです。

それが失業率の低下や福祉予算の低減につながり、一方で大衆の鬱憤晴らしにもつながるため犯罪率低下にも効果があるという考え方なのでしょう。

ところが実際は思ったようにパージによる殺人が増えず、政府はこれに干渉する必要性を感じました。

裏ルールはこの政府による干渉として作られたのです。

殺人がもっと増えるべくバランスをとるため、政府の息がかかった殺人集団を組織したのです。

レオ的存在と政府

レオのような存在は政府にとって必ずしも歓迎されません。

レオが対象とする殺人のターゲットは弱者ではなく富裕層でした。

富裕層と政府はつながっており、パージ政策は富裕層の娯楽指向を満たすためのものでもあったのです。

しかもレオにはパージの犠牲になりそうな庶民を救済するようなヒーロー的側面もありました。

レオは政府にとっては極めて邪魔な存在といえるのです。

政府の暗殺集団はレオのような擾乱因子を排除し、パージの実効性を高めるべく裏ルールに沿って活動していました。

二つの武装集団

武装集団

物語では二つの武装集団がレオたちを襲います。

少し混乱しそうですが、この二つの武装集団は根本的に目的が異なるのです。

武装集団の一つは政府の息がかかっており、パージのバランスをとるために活動しています。

お面を被った方の武装集団は単なる金目当ての集団です。富裕層に雇われており、彼らの娯楽的人狩りのための犠牲者を拉致していました。

レオはなぜ復讐しなかった

人間性

レオは今年のパージに全てを賭けていました。