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【ワイルド・スピード SKY MISSION】は、おなじみワイルド・スピードシリーズ7作目の作品です。
相変わらず派手なカーアクションの連続ですが、エンディングではシリーズも一区切りかなとの印象を受けます。
全体的に男臭さは健在で、男と男の友情を縦糸に横糸には家族愛も織り込まれた見応えのある作品に仕上がっているといえるでしょう。
今作ではラムジーという女ハッカーが新たに登場します。
非常に魅力的なキャラクターで、これからドムファミリーとの絡みがどのように進展していくのか楽しみです。
ラストシーンの意味
ラストシーンではドムとブライアンのカーバトルが行われ、その後二人は道路の分岐で別れます。
多くを語らない二人はカーバトルで最後の会話を交わしたのです。まるで男と男の絆には言葉はいらないとでもいいたげな演出です。
このシーンの意味するところをもう少し掘り下げてみましょう。
ドムが黙って去ろうとした理由
ドムはブライアンが家族と仲睦まじく戯れている間に静かにその場を離れていきます。
「別れも言わないのか」との仲間の言葉も無視し、ブライアンに何も告げず去って行くドムの心境はどのようなものだったのでしょうか。
ドムは家族とドムファミリーの間で心揺れるブライアンの心境を理解していたのです。
ドムは今回のミッションでブライアントとの共同作戦は終わりにしようと心に決めていたのではないでしょうか。
お互いの気持ちを含めて全てを理解し合っていたドムとブライアンです。
別れにあたって二人にどのような言葉が必要だというのでしょうか。
ドムを追いかけたブライアン
でもブライアンは車でドムを追いかけ、最後のカーバトルを仕掛けます。
これはドムとブライアンのカーバトルを通じた会話です。
ブライアンは最後にドムとお互いに大好きなカーレースをしたかったのでしょう。
ドムとブライアンにとってこれ以上の別れの儀式はなかったのです。
別の道に分かれた二人
そして分かれ道で二人は何事もなかったかのように別々の道をたどります。
物語としてはこれで今後二人の人生はそれぞれ別々の方向に向いていくことを示そうとしているのでしょう。
二つの道はどこまでも別方向に伸びており、再び交わることはなさそうです。
ラムジーは何者か
ドムたちがミスター・ノーバディの依頼で救出したハッカーは、予想に反して可愛らしい若い女性でした。
果たしてこのラムジーとはどのような背景を持つ人物なのでしょうか。
天才的なプログラミング技術を持つことは間違いないようです。