メイインのもとに駆けつけたジョナスたちの目の前で、クジラの子どもグレイシーはメガロドンに食べられてしましました。
これは大きさからして第一のメガロドンでした。
第二のメガロドンの襲撃
作中でメガロドンが現れたのは、メイインを襲ったときと後半だけでしょうか?
おそらく、原子力潜水艦を襲ったメガロドンは大きさや顎の力から考えて第二のメガロドンと考えられます。
深海に潜る潜水艦は、水圧に耐えるために強固に作られています。
潜水艦が潜っていたのはフィリピン海溝で、最深部で8000メートルあります。水深8000メートルだと、水圧は象1600匹分の圧力がかかります。
その圧力に耐えられる外壁を噛み砕き爆発させた顎の強さは、第二のメガロドンだとするのが妥当でしょう。
また、捕鯨船を襲ったのも第二のメガロドンかもしれません。船をバラバラに壊すほどの力だからです。
捕鯨船の残骸が浮く海でジョナスたちが見た第一のメガロドンは、第二のメガロドンが去ったあとの残骸を漁っていたのかもしれません。
クジラの母ルーシーを襲ったのも第二のメガロドンかもしれませんね。
もしそうなら、第一のメガロドンは第二のメガロドンが食べ残したものを狙っているのでしょう。
弱肉強食の世界では、第一のメガロドンはより強く大きな第二のメガロドンに捕食されてしまう関係だからです。
なぜ大きさが違うのか?
第一のメガロドンは体長が23メートルでした。第二のメガロドンはそれよりも大きい個体です。
なぜ大きさに違いがあるのでしょうか?
サメのオスとメス
動物や昆虫には、メスのほうが身体が大きい種類がいます。
そしてほとんどのサメがオスよりもメスのほうが身体が大きく、身体能力も優れているそうです。
第一のメガロドンがオスで、第二のメガロドンがメスなのかもしれません。
なぜ出現できた?
200年前に滅んだはずのメガロドンは、マリアナ海溝のさらに奥で生きていました。
海底は窒素の層で守られており、温かい海水が満ちたそこは古代生物がそのままの姿で残っています。
つまり古代生物のメガロドンも本来ならそこでしか生きられないはずです。
温度・水圧・光量が極端にちがう海表面になぜ出てこれたのか不思議でしたね。
ヒントはオープニングに
そのヒントは、オープニングの深海救助シーンにあります。
ジョナスが救助していた船は原子力潜水艦でした。
原子炉を搭載している潜水艦が爆発したということは、放射能が爆散したということです。
爆発の瞬間、巨大なサメの影が一瞬だけ見えましたね。